日本で確認されている活火山の数は2022年12月現在111か所あります。
世界有数の火山国でもある日本に住む私たちは火山についても知っておく必要があるかもしれません。
問題. 伊豆七島の一島【御蔵島】なんと読む?
正解は…
正解:みくらじま
三宅島の南約20kmにある成層火山。海面上に露出する部分は直径約5km、最高点は御山(850.9m)、体積約8.2km3ですが、海面下の部分も含めると直径約14km、比高1800m近いかなり大きな火山です。島の周囲は最大500mに達する海食崖に囲まれ、河川も発達して、火山の原地形はかなり失われています。
1万年前以降の活動はツブネヶ森-ヤスカジヶ森溶岩ドーム群の形成(と黒崎高尾山?)に限られ、有史以降で記録に残る火山活動はありません。
▼データ
北緯 33°52′28″ 東経 139°36′07″ 標高 851m (御山)(三角点・御蔵島)
常時観測火山には選定されていません。
常時観測火山とは
「火山防災のために監視・観測体制の充実等の必要がある火山」および「火山観測体制等に関する検討会」により選定された50火山。気象庁では、噴火の前兆を捉えて噴火警報等を適確に発表するために、地震計、傾斜計、空振計、GNSS観測装置、監視カメラ等の観測施設を整備し、関係機関(大学等研究機関や自治体・防災機関)からのデータ提供も受け、火山活動を24時間体制で常時観測・監視しています。
▼選定理由
5段階の噴火警戒レベル
火山噴火の危険が高まった際に出される火山情報。気象庁では火山活動の状況に応じて噴火警戒レベルを5段階に区分して発表しています。
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(高齢者等避難)】:警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて高齢者等の要配慮者の避難の準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(活火山であることに留意)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
参考資料など
ウェザーニュース,気象庁