教えてくれたのは……
イヤービューティセラピスト協会 講師
岡田真樹先生
イヤービューティセラピスト協会講師であり、鍼灸師。上海中医大学の短期鍼灸課程で耳鍼も学ぶ。耳を見るだけで健康状態がわかる耳のスペシャリスト。
足より耳のほうが“ツボ”が多いんです!
岡田真樹先生
耳にはツボが220以上もあると言われ、内臓も含めた全身をケアできる反射区(ツボより広いエリア)も多くあります。これらの数は足よりも圧倒的に多いのをご存じでしょうか。さらに、不調を改善するための信号を発信する脳に耳はとても近い距離にあるため、足ツボより即効性も。そのうえ、耳は小さく、揉む範囲が小さいため、なんとなくモミモミするだけでも全身の不調にすばやくアプローチできるという究極のタイパ美容なのです。
スキマ時間に揉むだけでOK! 1分耳ヨガプログラム〜小顔編〜
耳を揉むだけと簡単なのに、1分たらずで顔がポカポカして血色がよくなったり、朝出くわすピンチの大定番、顔のむくみがスッと消えたり、とにかく効果バツグンの耳ヨガプログラムがコチラ。実際試したVOCEスタッフの“生声レポ”もお届け!
基本の揉みかた
・強さは?
イタ気持ちいい程度の刺激が効果的ですが、心地よく感じる程度でも。続けることがなにより大事なので継続可能な強さでOK。
・いつやるのが効果的?
朝に取り入れると、一日の体調や肌状態をよく保つことができる。日中は疲れを感じたときに◎。夜は寝る前に行うと心身がリラックスし、睡眠の質が向上。
・揉みかたのコツは?
ツボは深さや角度が人それぞれなので、いろいろな方向から刺激すると◎。指先で刺激しにくいところにあるツボは、綿棒を使いましょう。
【お悩み・小顔になりたい】
顔のツボが集中している耳たぶをほぐせば、顔をマッサージしているのと同じことに。さらに、耳珠(じじゅ)にアプローチすると水分バランスを整えることができ、むくみによる顔の膨張を改善します。即効性もバツグンなので人と会う直前などのレスキューケアにも。
むくみを改善する“腎炎点”“面頬”のほか、輪郭がスッキリする“下顎”で即時的な小顔へ導き、“渇点”で水分代謝を促す。
親指と人さし指の腹で、耳たぶを挟む。耳たぶ全体に圧をかけながら10秒揉みほぐす。
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耳の真ん中あたりにポコッと突出している部分(耳珠(じじゅ))を親指と人さし指でつまみ、10秒揉みほぐす。
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耳珠の付け根を持ち、顔から引きはがすようなイメージで10回横に引っ張る。反対側の耳も同様に行う。
◆VOCEエディターが実践!
変わりすぎて思わず鏡を二度見! 首の長さまで変化が!
渡辺瑛美子
片方だけを揉むと差がスゴい! フェイスラインがスッキリするだけではなく、たるんだ頬が引き上がってリフトアップ効果も。目の下のくぼみ、ほうれい線も薄くなりました。
イラスト/チバアヤカ 取材・文/金子優子 構成/渡辺瑛美子