阪神・及川雅貴投手(20)が20日、鳴尾浜で調整し、伊藤将から学んだチェンジアップの、完全習得を目指した。先輩からキャッチボール後に握り方を教わり、壁当てで試投して「難しいですね」と本音を漏らしたが、気持ちは前向きだ。
元々、持ち球の一つだが「抜く球が苦手」と感覚に合わなかったという。それでも先発再挑戦をきっかけに、投球の緩急が必要だと実感。ツーシームより遅く、右打者の外に逃げていくチェンジアップをモノにできれば、球速帯も埋められると考えている。
動画などは参考にせず、この日のように同僚にコツを聞くことを重視。「やっぱり自分の感覚があると思うので」。キャッチボールでも試投しながら感覚を探っている段階だ。
「もちろん球種が多ければ多いほど、打者は絞りにくくなる。なんとかチェンジアップに自信をつけられたら」。開幕ローテを目標とするだけに、投球の幅を広げたいところ。チェンジアップ完全習得がそのカギを握るかもしれない。
※写真は代表撮影
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