「早くこの目で確かめたい。早く体感してみたいですね」
「レッズ加入が決まったとき、映像で埼玉スタジアムの応援風景は何度も見ました。まるでヨーロッパのビッグクラブのスタジアムのようで、素晴らしい雰囲気でした。札幌戦もたくさんのファン・サポーターが入って、熱気に覆われるんでしょうね」
「試合を重ねるごとにパフォーマンスが上がってきているのを自分でも感じています。チームの勝利に貢献する準備はできています」
「これまでのサッカー人生でたくさんのゴールを決めてきました。若い頃は力任せのシュートが多かったですが、年齢を重ねるごとに臨機応変にプレーするようになってきました。自分はチームのスタイルに合わせられるタイプで、クロスに飛び込むこともあるし、左右どちらの足でもシュートを打てるし、ペナルティエリアの外からも狙います。それに、意表を突くようなプレーも好きです」
“意表を突くようなプレー”は、名古屋戦でさっそく見せつけた。後半アディショナルタイムに大久保智明へ鮮やかなスルーパスを繰り出したのだ。
「ストライカーという自分のイメージとは異なるプレーも得意なんです」
「僕はACLで優勝するために浦和に来た」と言い切るストライカーが、『新・埼スタ』初陣の主役となってもおかしくない。
(取材・文/飯尾篤史)