「Jリーグのレベルは事前に聞いていた通り、かなり高いと思います。それに、日本の文化。(通訳の松下)イゴールともよく話すんですけど、ヨーロッパとかなり違うので興味深いです。異文化を体験することも浦和レッズ加入を決めた理由のひとつなので、本当にエキサイティングな日々を過ごせています」
「日本ではみんながルールを守りますし、街もきれいですし、時間にも正確ですよね。日本人は全体的に礼儀正しく、物静かで、他人を敬っているように感じます。僕が生まれたスウェーデンはヨーロッパの中でも、どちらかというと日本人に近い感覚を持った人が多いのですが、僕が以前暮らしたイタリアは、けっこういい加減でした。そこがイタリアの魅力でもあるんですが(笑)」
「日本の国民性は穏やかだから、たとえば、試合を終えたあとも冷静な印象を受けます。反対に、イタリアでは試合に勝ったらパーティが始まり、負けでもしたら、この世の終わりのように嘆きます。それはそれで、見ていて面白いものです(笑)」
「昔ながらの街並みの浅草と、近未来的な建物が並ぶ六本木。そのコントラストこそが、東京の醍醐味なのでしょうね。噂どおり東京は魅力的な都市でした」
「京都はチームメートの外国籍選手たちからもすてきな街だと聞いていますし、(アレクサンダー)ショルツは富士山に登ったことがあるそうですね。僕は自然が大好きなので、日光や箱根などの国立公園にも行ってみたいです。
(取材・文/飯尾篤史)