うつぶせの状態で『位置について』いるのは、関根貴大と大久保智明。ともにドリブラーであり、浦和レッズきってのスピード自慢だ。
手の位置までしっかりと決めた真剣勝負。ホイッスルと共にスタートを切ると、数メートル先のゴールにほぼ同時に飛び込んでいく。
しかし、石栗建フィジカルコーチは瞬時に「これはタカだな」と一言。
……本当に!?
ということで、スロー再生してみましょう。
すると確かに、関根がほんのわずか、競馬でいうところの『ハナ差』で先にゴールしていました。
これまでの対戦成績は「2勝2敗1分け」(大久保)と互角。そんな2人のスピードも素晴らしかったが、ほんのわずかな差を一瞬で見抜いた石栗フィジカルコーチの動体視力も驚異的。
そんな石栗フィジカルコーチに鍛えられ、コンディションを整えてもらいながら、レッズは勝点を積み重ねているのです。
(浦和レッズオフィシャルメディア)