5月20日にアウェイで行われたJ1リーグ第14節のアビスパ福岡戦。チームの勝ち点獲得に大きく貢献したひとりは、立て続けにスーパーセーブを披露した西川周作だった。
62分にはルキアンのミドルシュートをスーパーセーブ。止めることさえ難しい強烈なシュートだったが、西川は横っ飛びしながらなんとキャッチしてみせた。
このプレーについて西川は「今日はピッチに粘り気があり、ボールがなかなか走らなかったですが、そういうときはグローブとボールの相性がいいんです。今日もフィーリングがいいと感じていました」と涼しい顔で話した。
さらに63分には体をゴールに投げ出しながら至近距離のヘディングシュートを弾き出すビッグセーブ。ルキアンがクロスを上げる直前にはニアサイドをきっちり消し、ファーサイドにクロスを放り込まれて見事に対応。驚異的なプレーでチームを救った。
このセーブに関しては「練習通りのプレーができました」と笑顔を見せた。「ファーサイドにボールが行き、自分が先に動かない(山を張らない)ことを意識しながらうまくコースを限定していました」と解説。映像を見返してみると、ボールの動きに体の動きを合わせながら、相手がヘディングシュートを打った後に反応していることが分かる。
「勝てない悔しさも当然ある」ことを前提としながら、「無失点で終わることは僕の責任だと思っていますし、90分間集中してプレーできたと思います。(この2つのセーブに加えて)シュートを打たれる前にクロスボールにもたくさん出られたことは日頃の練習の成果だと思います」と西川は胸を張った。
37歳を迎える今季もジョアン ミレッGKコーチのもと、鈴木彩艶、牲川歩見、吉田 舜と切磋琢磨しながら成長を続ける西川。チームの勝利と自身の成長を目指しつつ、ここまで充実感を得ながら今シーズンを過ごしているようだ。
(浦和レッズオフィシャルメディア)
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