「暫定車種間比率」終了
阪神高速で一部車種の通行料金が2022年4月から値上がりします。2017年6月から実施されていた激変緩和措置としての「暫定車種間比率」が終了するためです。
阪神高速の通行料金が一部車種で上がる。写真はイメージ(乗りものニュース編集部撮影)。
値上がりするのは5車種区分のうち中型車と特大車で、普通車を1.0とした料金比率が、中型車で1.07から1.2へ、特大車で2.14から2.75に引き上げられます。
ETC料金の場合、中型車の下限料金は310円から330円に、上限料金は1410円から1560円になります。特大車は下限料金が460円から550円に、上限料金が2650円から3350円に変更です。なお現金利用の場合は、距離によらず上限料金が適用されます。
阪神高速はもともと普通車と大型車(車種間比率2.0)の2車種区分でしたが、2017年6月、「近畿圏の新しい高速道路料金」導入とともに、NEXCOと同様の5車種区分に揃えられました。この際、中型車と特大車の基本料金は負担増を考慮し、激変緩和措置として上記の暫定車種間比率が導入されていました。
その期限が2022年3月31日で終了するため、中型車と特大車が値上げされることとなりました。これにより、全ての車種の基本料金が、「高速自動車国道の大都市近郊区間」の料金水準と整理・統一されるということです。なお、同日にはNEXCO西日本の一部路線や、首都高でも一部車種に設定されていた暫定車種間比率が終了します。
外部リンク