新青森寄りの10号車は、トンネル突入時の圧力波を抑えて環境性能を追求。先頭長は約22mに(画像:JR東日本)。
JR東日本は2019年3月22日(金)、新幹線の試験車両E956形電車「ALFA-X(アルファエックス)」が今年5月に落成し、東北新幹線の仙台~新青森間で走行試験を開始すると発表しました。
同社は、次世代新幹線の開発を進めるための試験プラットフォームとして、「ALFA-X」の製作を進めています。愛称は「Advanced Labs for Frontline Activity in rail eXperimentation」(最先端の実験を行うための先進的な試験室(車))を略したもの。開発コンセプトは、「さらなる安全性・安定性の追求」「快適性の向上」「環境性能の向上」「メンテナンスの革新」の4つです。
走行試験は、環境性能の向上のほか、これまでの地震対策を含む安全性向上などの開発を検証するために実施。2022年3月までの期間、仙台~新青森間を中心に、週2回程度、夜間を基本に行われます。走行速度は車両性能試験のため、数回程度、最高360km/hや、最高400km/hが予定されています。
※一部画像の誤りを修正しました(3月25日11時50分)。
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