「RIZIN.40」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の大会後の総括で榊原信行CEOが前K-1 WORLD GPスーパーウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノルにRIZIN参戦について「いろいろ相談していけたら」などと語った。
木村は12月28日に行われた「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」で約1年ぶりに戦線に復帰し、RIZINファイターの矢地祐介と1Rはキックルール、2RはMMAルールのミックスルールで対戦し、1RKO勝ちを収めた。その試合後のマイクでは「一応、大晦日も空けてあるんで、なんかあったら呼んでください」とアピール。その後の会見では「これからは名前狩りをしていく。矢地選手ゲットはなかなか大きいんじゃないですか。これから揃えていきます。もうちょっとRIZINの選手を揃えたい。今、眼中に入れているのは鈴木千裕、萩原京平選手」と興味のある選手としてRIZINファイターの名を挙げた。
榊原氏は木村について「大会当日は会ってない。会見の時は少し話はしましたが、本人がRIZINに出場することを希望するというか目指すことを考えているのであるならば、どのルールでチャレンジするかにもよるが、いろいろ相談していけたらいいなと思っています」などと語った。
名前を挙げられた鈴木はこの日の試合後の会見で「うれしいですけど“なめんなよ”って感じ。もしMMAでやりたいんだったら筋を通してほしい。僕とやりたいんだったらまず倒すべき人がいるんじゃないか。もし仮にキックボクシングでやるなら、体重がどうなのかとかよく分からないが、一応K-1王者だったのでそこで僕が勝てばKNOCK OUT王者がK-1王者より強いと証明できるので、大歓迎」などと語った。
また今大会ではプロボクシングの6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)がリング上から自らの口で2023年にRIZINで試合をすることを発表。その対戦相手については「70kg以下で戦える日本人選手」となっているのだが、この「日本人選手」については「必ずしも日本国籍であるといった厳密なものではなく、広くいえば日本で活躍する、サトシ選手やクレベル選手のような選手にもチャンスはある」(榊原氏)とのこと。木村は2020年12月に翌年2月に開催予定だった「MEGA2021」でのフロイド・メイウェザーの対戦相手に名乗りを挙げたこともあり、今後、パッキャオの対戦相手に名乗りを挙げる可能性も考えられる。今後の木村の動向が気になるところとなってきた。
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