「RIZIN.26」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が12月29日、オンラインで行われた。
今大会で総合格闘技(MMA)デビューを果たす平本蓮(THE PANDEMONIUM)が対戦相手の萩原京平(SMOKER GYM)を「負けることにビビってんじゃないか」と挑発した。
平本と萩原はカード発表会見でもバチバチと火花を散らし、萩原がSNSで「テーマは公開処刑」といえば、平本は公開練習で萩原を「弱い」と一蹴。その一方で朝倉未来が自身のユーチューブで萩原の勝利を予想するとそれに平本がかみつくなど、周囲も巻き込み場外戦が繰り広げられていた。
この日も平本は萩原が試合で見せるカーフキックについて「相手のカットが下手すぎて効いただけ。あれは素人同士の、そこらへんでサンドバッグを蹴り始めた少年たちの蹴りと同じレベル。あれをカーフキックとか自分で言ってるのはマジでなめてる。あれで蹴れると思っている萩原が恥ずかしい」と元K-1ファイターとして酷評。「格闘技をやめたほうがいい」とまで言い放つ。そして「俺のローキック1発でのびちゃう。脳までダメージいっちゃうんじゃないかな。ローキックで失神しちゃうかもしれない」と“モノが違う”と言わんばかり。
試合については「MMAファイターとかK-1ファイターとかではなく、平本蓮を見せるだけ」と話す。グラウンドについては「寝技の練習をやってみて、人間の力の出し方といったことが改めて勉強になった。寝技はもちろん上達したが、それをやることで、自分のポテンシャルを引き上げることができた。寝技の練習を取り入れたことによって全体的に強くなった」と相乗効果による打撃の向上も明かした。
SNS上での場外戦については「萩原は思った以上に口数が少ない。負けることにビビってんじゃないか」と言いつつ、朝倉未来については「俺がKO負けすると言っていると聞いて、その動画を見たら、マジでむかついた。朝倉未来はマジで来年ぶっ殺す」と言い放った。
もっとも「(未来が弥益ドミネーター聡志に)負けちゃうかもしれないから」と「本当に集中するのはRIZINのフェザー級のベルト。来年はRIZINをジャックする。自分に覚悟があれば絶対にできる。シンプルに楽しみ」と大晦日に萩原を破ったうえで、フェザー級王者・斎藤裕との対戦を見据えた。
対する萩原も平本については「あいつを殴りたくてうずうずしている。素行が悪いと思っているんで、そこも含めて頭に来ている。ちょっとなめられていると思うので、その辺は分からせたい」とこちらも会見からの遺恨を引きずったまま。そして「もちろんペーペー。漫画とかでも一番威勢よく出てくる奴はすぐにやられる。平本は完全にそういうキャラだと思っている。この試合は盛り上げてくれるんで、おいしいところは僕がもらっていく。僕の引き立て役。踏み台に過ぎない」とも語った。
試合については「僕も打撃からMMAに転向して、レスリングとか寝技のしんどさや厳しさは十分分かっているつもり。あいつはMMAの始めたてで、そういうしんどさを分かってないと思う。僕も苦労したんで、そういうつまずきを味合わせてやろうと思っている。マウントのヒジでぼこぼこにしてやろうかなと思っているし、そこは当日の気分。いっぱいいっぱいまでいじめて、いたぶって終わらしたろ、と思っている」などと改めて公開処刑を宣言した。
萩原は今年は8月の横浜大会でRIZIN初出場を果たし、今回で4大会連続出場。「他の選手は根性が入っていない。4大会連続出場できる選手はなかなかいない。来年にはベルトを巻いているイメージ。来年の大晦日は自分がメインでタイトルマッチができたら一番いいなと思っている」とこちらも平本同様、来年の王座獲りをアピールした。
外部リンク