去年2月、名古屋のマンションで知人女性に暴行を加えて死亡させ、山の中に遺体を捨てた罪などに問われている女2人は22日の初公判で、それぞれ起訴内容の一部を否認しました。
稲沢市の門田典子被告(38)と中区の石川一代被告(35)の2人は去年2月、石川被告の自宅マンションで知人の犬飼幸子さん(当時31)に暴行を加えて死亡させ、遺体を豊田市の山の中に捨てた罪などに問われています。
22日、裁判員裁判の初公判で冒頭、門田被告は死体遺棄と窃盗の罪を認める一方、傷害致死罪については暴行と死亡との因果関係を否認しました。
また、石川被告も起訴内容の一部を否認しました。
続く冒頭陳述で検察側は「2人は犬飼さんを真冬にベランダに放置したり、手足を針金で縛ったりして衰弱させたうえ、暴力で死に至らしめた」と述べ、犯行の悪質性を指摘しました。