堤真一主演、2022年1月スタートのドラマ「妻、小学生になる。」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)に、吉田羊の出演が決定した。
本作は、「週刊漫画TIMES」に連載中の村田椰融(むらたやゆう)による同名漫画をドラマ化したもの。10年前に妻を亡くした夫とその娘が、10歳の小学生に生まれ変わった妻(母)と再会し、生きる喜びを取り戻していくというホームドラマだ。
主人公の新島圭介(にいじまけいすけ)を堤真一、10年前に他界した妻・新島貴恵(にいじまたかえ)を石田ゆり子、圭介と貴恵の一人娘・新島麻衣(にいじままい)を蒔田彩珠、貴恵の生まれ変わりで小学生の白石万理華(しらいしまりか)を毎田暖乃が演じる。
吉田は、万理華の母親・白石千嘉(しらいしちか)役で出演する。千嘉は、夫と別れ、パートをしながら女手一つで万理華を育てている母親という役どころだ。
「母親に愛されなかった私は、娘を愛せないのかもしれない」
千嘉は、自身が母親に愛されなかったという思いから、万理華との距離感に悩み、冷たく当たってしまい、どう向き合えばいいかをずっと悩み続けている。
「母親に愛されなかった私は、娘を愛せないのかもしれない」と悩む中、万理華が自分に隠れて全く知らない家庭と会っていることを知り、その「秘密」を知ろうとする。
吉田羊コメント
台本を読んで、ファンタジックな世界でありながらも、生身の人間が演じることで説得力があり、ファンタジーとリアルの境界線が曖昧になっていくような、とても不思議な物語だなと思いました。
私が演じる千嘉さんは、彼女自身何やら訳ありの人生を送ってこられた方なので、その歪みと向き合いながら、圭介さんを始めとした周りの人々と関わっていく中で変化していく千嘉さんを見せられたらいいなと思っています。
不思議な設定のドラマではありますが、そこに描かれているのは、私たちの周りに溢れているエピソードばかりです。家族を亡くされた方、家族との向き合い方に悩んでいる方、仕事に悩む方、そして人付き合いに悩む方などなど、それぞれの“立ち止まり”に寄り添い、背中を押してくれるじんわりとあたたかいドラマです。ぜひご覧ください。
プロデューサー・中井芳彦氏コメント
もしも自分の娘が、知らない誰かの生まれ変わりだと知ったら、一体どんな言葉をかけられるのか。そしてその娘が、前の家族たちと、自分に隠れて会っていることを知ったら、一体どんな感情が生まれるのか。
想像ができないこの状況に向き合う母親役は吉田羊さんしか考えられませんでした。家族の愛を信じられなくなり、自分自身をも信じられなくなって悩む一人の女性を、演じていただくことがとても楽しみです。
あらすじ
新島圭介(堤真一)は、10年前に最愛の妻・貴恵(石田ゆり子)を亡くしてから、妻のいない残りの人生を“余生”だと思って生きている元愛妻家。全く生気が感じられないため、周囲からは陰鬱な男に見られている。たった一人の家族である一人娘の麻衣(蒔田彩珠)の幸せを誰よりも願っているものの、生活費を稼ぐ以外何もしてやれていないことが心苦しく、コミュニケーションすらうまく取れていない。
二人の時間は、10年間止まってしまっていたのだ。同じ家に住みながらもバラバラな父と娘。そんなある日、ランドセルを背負った見知らぬ女の子(毎田暖乃)が「わたしは10年前に他界したあなたの妻よ」と、この親子を訪れる。
愛する妻は今、小学生の姿。同居することもできず門限は夕方6時。一緒にいると怪しまれ、喜び余って抱きしめたら警察を呼ばれる始末。突然の別れから10年。元愛妻家の男と、妻(外見は小学生)、そして大人になりきれない娘の3人による家族再生の物語が描かれる。