米倉涼子主演のドラマ「リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~」(テレビ朝日系)。
京極法律事務所の“金庫番”として働く元銀行員のパラリーガル・伊藤理恵を演じる安達祐実にインタビューを敢行。
今作で初共演となった米倉の印象の他、役作りや撮影の裏話など話を聞いた。
――理恵はどのようなキャラクターですか?
最初、淡々としている役だというふうに聞いていて、1、2話までそれを守って演じていたんですけど、3話くらいからちょっとずつ崩壊していきました(笑)。
最初のうちは、ワケありな方々が寄り集まってできた法律事務所ということで、知らない人たち同士みんなのことをよく知らないですし、ちょっと警戒している感じだったんです。
でも、3話くらいからだんだんみんなで楽しくワイワイやる場面も出てきて「楽しくやろうぜ」という雰囲気になってきました。

――理恵を演じるに当たって、どのような役作りをされましたか?
淡々としていて、割とツッコむようなせりふが多いので、その感じが逆にかわいらしく見えてくればいいなと思って演じています。
ただ、「実際こういう人いないだろう」という感じにはならない方がいいと思うので、人間味は出していけたらいいかなと思います。
――撮影が始まった当初と、撮影現場の雰囲気は変わりましたか?
「リーガルV」のスタッフの方たちは、「ドクターX」と同じチームなので、最初はそこに“入れてもらう”という気持ちが結構強くて緊張していましたが、最近の現場は本当に和気あいあいとしています。
初めの方は、全く新しいキャラクターをみんなが「どうやって作っていこうか」と慎重にやっていた状態だったので、私自身も余裕がなかったですね。でも1カ月ほどたった頃からはだいぶ慣れていきました。
――主演の米倉涼子さんとは今回が初共演ですね?
瞬発力とか、爆発力のようなものがすごくある方です。本番でものすごくキラキラしていらっしゃいます。
米倉さんが演じるキャラクターはいつもすごくダイナミックになるというか、小さくまとまらない俳優さんだなと思います。

――翔子や京極法律事務所のメンバーたちとの掛け合いはいかがですか?
人数も多いですし、京極法律事務所には常に7人いるので、みんなそれぞれちょこちょこ一言ずつをつないでいくという感じで、そんなに私のせりふ量は多くないんです。
理恵は、事務所のシーンが多いので、弁護するわけでもないですし。でも、3話くらいから駅弁の説明をし始めて、急に詳しくなっています(笑)。
鉄道について詳しくなっているという裏設定みたいなのも特にないんですけども、「結構(詳しく)説明してるな!」って私も驚いています(笑)。