城田優が、1月10日に東京都内で行われた映画「コンフィデンスマンJP 英雄編」ワールドプレミアに登壇。長澤まさみ、東出昌大、小手伸也、小日向文世、松重豊、瀬戸康史、生田絵梨花、角野卓造、江口洋介、田中亮監督と共にレッドカーペットを歩き、作品の見どころなどを語った。
同作は「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズ、「リーガル・ハイ」シリーズなどを手掛けた脚本家・古沢良太による人気テレビドラマの劇場版第3弾。美しきコンフィデンスウーマン・ダー子(長澤)、若きコンフィデンスマン・ボクちゃん(東出)、百戦錬磨のコンフィデンスマン・リチャード(小日向)の3人が、コンフィデンスマン=信用詐欺師となり、地中海に浮かぶ世界遺産の島“マルタ”の首都であるバレッタを舞台に、大人のだまし合いバトルを繰り広げる。
城田は今作の“オサカナ(ターゲット)”となる、若くして危険な密輸貿易で莫大な財を成して引退したスペイン人の元マフィア、ジェラール・ゴンザレスを演じる。
イベント当日が成人の日ということで、城田は「新成人の方もたくさんいらっしゃっているとのことで、おめでとうございます! そんな日にこの映画を見ていただけるという、非常に喜ばしいことでございます」と会場の“新成人”を祝福。
そして「今回私は本編で、一切日本語を話さない役で、英語とスペイン語のみの出演となっております。ご了承ください。現場もすごく楽しかったですけど、その楽しさの10倍映画はハラハラドキドキしていて、何度か見ないと分からないだまし合いが続いておりますので、何度でも楽しんでいただけたらと思います」と作品をアピールした。
また、日本語を一切使わず、英語とスペイン語だけを話す役で参加した感想を聞かれ、城田は「本当に僕のためのような役みたい(笑)。逆に僕以外のキャスティングの案があったのであれば知りたいくらい。ありがたいことに僕自身も母親がスペイン人なのですが、スペイン語でお芝居をすること自体も初めてでしたし、すごく楽しかったですね。日本語をしゃべらないというのが不思議でしょうがない」と振り返る。
続けて「セッティング中は皆さんと和気あいあいと話をして、本番になると日本語が分からないていでお芝居をしないといけないので、なかなかその辺のバランスは大変でしたけど、監督の的確なディレクションの下、とてもすてきな作品に携われたなと、この前(映画を)見ながら思いましたね」としみじみと語った。
そんな城田について、東出は「アドリブでもご自身でスペイン語のせりふを提案されたりしていましたよね」と感心しきりで問い掛けると、城田は「日本語だけの作品だったとしても、現場でアドリブをやったりするじゃないですか。今回はスペイン語しかしゃべらないわけで、自発的に『こういうのどうですか?』とか、現地にいたスペイン人のエキストラの方と相談しながら作らせていただきました」と明かした。
そして長澤から「他のキャストもスペイン語の発音を現場で教えてもらいました」と言われると、城田は「まさみちゃんもすごく頑張ってくれたよね。僕はだいぶ厳しく…やっぱり格好よく見えてほしかったので、ちょっと厳し目に(指導した)」と振り返る。
さらに、「あと英語の先生も時々してくれましたよね。助かりました」と長澤に感謝され、「いえいえ。すみません、なんかもう…。一応マフィアの役で、悪い人です(笑)」と照れ笑いしていた。