野村周平主演のドラマ「僕の初恋をキミに捧ぐ」(毎週土曜夜11:15-0:05、テレビ朝日系)が、3月2日(土)の放送で最終回を迎える。
2月23日に放送された第6話は、昂(宮沢氷魚)が脳死状態に陥り、その心臓が自分に移植される可能性が高いと知った逞(野村周平)が「突然、時計の針が速く回りだしていた。運命という名の時計が…」という独白で幕を閉じた。
最終話では、逞が心臓移植について葛藤する様子が描かれる。自分の命をつなぐには昂の心臓を移植するのがより確実な方法だが、昂の母・小百合(山下容莉枝)や弟の律(佐藤寛太)、そして恋人の優美(松井愛莉)の悲しみに触れ、なかなか踏み切れない。
一方、母のえみ(石田ひかり)と父の寛貴(児嶋一哉)はドナーが現れたことを喜び、さらにえみは繭(桜井日奈子)にこれまでつらく当たってきたことを謝り仲直りをすることに。
そんな姿を目の当たりにして身を引き裂かれるような思いを感じた逞は、とうとう病院から逃げ出してしまう…。だが、逞と繭はある決断を下し、病院で結婚式を挙げる。
病院の1フロアをまるごと借りて行われた結婚式の撮影について、野村と桜井が感想を語った。
桜井「テンションが上がりました!」
美しいフラワーアーチと祭壇をしつらえ、床に深紅のバージンロードが敷かれた病室は本物のチャペルさながらで、そこには入院している昂の姿も…。
さらに、司会を務める律は、昂が愛用してきたおなじみのファッションで式に臨む。
挙式シーンの撮影について野村と桜井は、「ものすごく恥ずかしかったです」(野村)、「ウエディングドレスは特別な撮影じゃないと着る機会がないので、テンションが上がりました!」(桜井)とコメント。
さらに、桜井は「本当にしたいと思うことを信じ、前を向く逞と繭の姿を通して、見てくださる皆さんにも何かが届けられればうれしい」とアピール。
野村が「手探りしながら頑張って懸命に演じた」と語る華やかな挙式までの経緯と、逞と繭の恋の行方が描かれる最終回に注目だ。
野村周平(垣野内逞役)コメント
――病院で結婚式のシーンを撮影されていかがでしたか?
新郎役として結婚式の撮影に臨むというのは、今回が初めてだったんです。正装した他の演者さんに囲まれ、ちゃんとタキシードも着こんで、ものすごく恥ずかしかったですよ。桜井さんのウエディングドレス姿は、もう本当にきれいでしたね!
――ついに最終回ですが、これまでの感想や読者の方へメッセージをお願いいたします。
逞のように一途に一人の女性を愛して、懸命に生きようとする。こういう真っすぐな少年というのは、今まで自分が演じてきた中でもあまりなかった役柄だと思います。
本当に自分に合っているかどうか、正直に言えば不安もありました。それでも手探りしながら頑張って懸命に演じたので、最終回も絶対に見てほしいです!
桜井日奈子(種田繭役)コメント
――病院で結婚式のシーンを撮影を終えて。
物語もクライマックスに近くて緊張しちゃって、撮影前日は夜中の3時に目が覚めました(笑)。ウエディングドレスは特別な撮影じゃないと着る機会がないので、テンションが上がりました!
ちゃんとした形の結婚式で花嫁役を演じるのは初めてで、しかも場所が病院だったので、とても貴重な経験でしたね。野村さんのタキシード姿はすごく決まっていて、初見できゅんとしました!
――これまでの感想や読者へメッセージ。
この作品の撮影が始まってから、人生は選択と後悔の繰り返しだな、と感じるようになりました。繭も逞も後悔してはいるんですが、限られた時間を精一杯生きよう、輝かせようとしています。
そして二人は徐々に自分たちのやりたいことを信じて、選択し始めるようになるんです。その姿勢に私も共感を覚えています。本当にしたいと思うことを信じ、前を向く逞と繭の姿を通して、見てくださる皆さんにも何かが届けられればうれしいと思っています。
最終回あらすじ
突然、心臓移植が受けられることになった逞。繭は安堵と喜びを覚えるが、心臓の提供者は脳死状態に陥った昂だった。逞の病気をよく分かっていた昂は、自分に万一のことが起きた場合に備え、ドナーカードを書いていたのだ。
それを知ってしまい、複雑な思いにかられる逞。移植手術を拒否すると書いた手紙を残し、病院から姿を消してしまう。さらに昂の母親も、臓器提供を取りやめると言い出す。
絶望する逞の母・えみに、繭は「逞の居場所が分かるのは私だけです」と夜の街へ一人で飛び出し、逞の姿を捜し求める。
逞は、幼い頃二人で一緒に流れ星を見た公園にいた。その思い出の場所で、心からの幸せを感じる逞と繭。二人は一夜を共に過ごし、真剣に自分たちのこれからについて語り合うが…。
(ザテレビジョン)