いよいよ終盤に突入する現在放送中のドラマ「アンナチュラル」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)。
そんな「アンナチュラル」の最終回を、テレビ誌やWEBでインタビューや批評を執筆するライター・西森路代氏が大予想!
さらに、シナリオライター養成所「シナリオ・センター」の受講生が妄想執筆した“うまくいきすぎ!?”な天国結末と“絶対にイヤ!”な地獄結末を、イラスト付きで紹介!
西森氏の最終回予想“ミコトが無理心中の過去から決別!”
「ミコト(石原さとみ)の同僚・中堂(井浦新)は、過去に交際中の彼女を亡くし、その死因を探れないまま現在まで過ごしてきたことで、心を閉ざしている。
ミコトはそんな中堂の解決しない問いに寄り添うことによって、自身が母親に無理心中を迫られた過去に対して決着をつけるだろう。
さらに、アルバイトの六郎(窪田正孝)は週刊誌から“UDIラボ”に派遣された潜入捜査官のような立場でもあるが、その秘密がミコトたちにばれるのか、ミコトへのひそかな思慕はどうなるのかも、最終回までに描かれるのではないか」(西森氏)。
“うまくいきすぎ!?”な天国結末
ミコトは中堂の恋人の死体に残された口内炎状の“赤い金魚”の正体が、ヘルパンギーナウイルスだと知る。院内感染やバイオテロを疑うが、真犯人はごく普通の母親たちだった。
子供を感染症で亡くした母親たちが、特効薬のないこのウイルスを不用意にまき散らす女たちに復讐した。
子を思う母たちの強い気持ちに打たれたミコトは、自身の無理心中事件を調べ直すと、母がミコトを助けた事実を知る。そして、ミコトは「法医学は未来のためのもの」との思いを強くし、仕事に邁進していくのだった。
“絶対にイヤ!”な地獄結末
“UDIラボ”に練炭自殺をした若い男の遺体が運び込まれてくる。それはミコトの元彼・聡史(福士誠治)だった。中堂が、自分が解剖すると申し出るが、聡史の両親は拒否。
ミコトにメスを握れ、息子の自殺の責任を取れと言う。解剖の結果、練炭自殺したことは確かだが、同時にヘルパンギーナウイルスの保持者であることも判明。聡史は“赤い金魚”連続殺人事件の犯人だった。
六郎は悩みつつも、この事件を週刊誌にリーク。ミコトは「法医学は未来のためのものでは、決してなかった」と絶望し、職を辞する。
【写真提供=TBS/イラスト=永山たか】