ドラマ「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」(日本テレビ系)で清野菜名とともに主演を務める横浜流星。
演じるのは、大学で精神医学を学ぶ一方“メンタリストN”としてテレビにも出演する異色キャラクター・森島直輝だ。
横浜に、役作りや自身との共通点を語ってもらった。
正義なのか、悪なのか
――「あなたの番です―反撃編―」以来、約半年ぶりに話題を集めた枠に主演として凱旋(がいせん)ですね?
こんなにも早く帰ってこられるとは思っていませんでした。
日曜ドラマは挑戦的な作品の印象があります。今回も、オリジナルですごく挑戦的な作品です。
プロデューサーさんからは、キャストが演じているのを見て、展開が変わっていくと聞いています。
どうなっていくかは自分たちにも分からないので、そこを楽しみながら清野さんと一緒に楽しい空気感で撮影していけたらと思っています。
――直輝はどんなキャラクターだと感じていますか?
基本的には普通の青年だと思います。
大学で精神医学の勉強をしていて、普段は気さくで優しい青年なんですが、裏ではレン(清野)を操って、グレーな人にシロクロつけさせている…正義なのか悪なのか分からないところがあります。
すごく賢くて頭の回転もすごく速い人物。
メンタリストをやっていなかったとしても、人を見る察知能力はすごくあるのかなと思っています。
――役作りではどんなことを?
メンタリストは、“人の感情を読み取る職業”というイメージがあります。
僕も、メンタリストの人が話している動画だったり、あと直輝は精神医学の勉強をしているので、精神科医さんの話している動画を見たりして、話し方などを参考にしています。
皆さん共通して、話し方が穏やかで優しいんです。そういうところは参考になりましたね。
直輝はいろいろな顔を持っているので、演じる上では直輝が何を考えているのかを掘り下げて、視聴者の方が「どういう人なんだろう?」と気になるような人物として作っていきたいです。
そしてこの作品をきっかけに、人の心が読めるようになっていきたいですね。
ゼロから作っていく
――撮影チームはどんな雰囲気ですか?
とてもいい状態だと思っています。
そしてオリジナル作品だからこそ、撮影していてもみんなでゼロから全部作っていく感じがあります。
普通だったら監督が「こうしてください」と指示を出す感じで進んでいくんですけど、今回はそうではなくみんなで作っていこうという雰囲気が現場にも流れているので、すごくいい空気感だなというのは感じます。
みんなで同じ方向を向いて作っていきたいなと思ったので、撮影が始まった頃みんなで話し合える場を作ってもらったりもしました。
――視聴者の皆さんには、この作品をどんなふうに見てほしいですか?
原作がないので、この先のストーリーがどうなっていくのか僕自身も本当に楽しみです。
今の時代だからこそ作れる、そして共感できる作品になっていると思いますし、今回も挑戦的な、考察できるドラマだと思っているので、皆さんに毎回、放送が終わるごとにSNS考察でこの作品を盛り上げていただけたらうれしいです。
また、清野さんのアクションがすごくて、必見だと思いますので楽しみにしてください。