14歳にして身長が226センチもある中国の少女が、15歳以下の国内バスケットボール大会(U15 National Basketball League)で大活躍を見せた。この少女に「将来は米NBAで活躍した姚明(ヤオ・ミン)さんのようなスーパースターになるのでは」と話題になっている。
中国で「バスケットボール界の期待の星」と騒がれているのは、山東省出身の張子宇(ジャン・ズーユー)さんで、2007年5月生まれの14歳だ。
張さんは中国・湖北省荊州市で先日開催された15歳以下の国内バスケットボール大会の決勝戦で42得点を決めたほか、25のリバウンド、6つのブロックショットを成功させるなど向かうところ敵なしだ。
この試合の様子が15日、中国のSNS「Weibo」などで拡散すると張さんがトレンド入りし、「これは将来が楽しみ。中国のバスケットボールの未来はこの子にかかっているね」「すごい選手だ」「20~22歳になった時、どのくらいの身長になっているのだろう」「遺伝子の力だね」といったコメントのほか、「試合が一方的過ぎてつまらない」「試合前から勝負がついている」「これはフェアじゃないね」といった声があがった。
張さんは小学1年生で身長160センチ、小学6年生の時には211センチもあり、小学校の6年間は1年で10センチも身長が伸びたという。両親は元プロバスケットボール選手で、身長198センチの母ユー・インさんは中国のナショナルチームのメンバーとして活躍した経歴を持ち、現在バスケットボールのコーチを務めている父も213センチと驚くほど背が高い。
5歳の時に初めて父のプレイを見てバスケットボールに興味を持ったという張さんは、8歳からトレーニングを開始。小学校卒業後はバスケの強豪校として知られる清華大学附属中学に進学した。また国内の13歳以下の強化チームメンバーにも選出されており、学校ではアート、音楽、ダンスが得意だという。憧れの選手は米NBAロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ選手とブルックリン・ネッツのジェームズ・ハーデン選手だというから、将来は米NBAでプレイすることも視野に入れているのかもしれない。
なお現在の身長が229センチの中国の元プロバスケットボール選手、姚明(ヤオ・ミン)さんは13歳の時の身長が196センチだったそうで、「張さんは将来、230センチまで伸びるのでは?」と伝えるメディアもある。
ちなみに2020年10月には、14歳で身長221センチの中国・四川省に住む少年がメディアに取り上げられた。少年は制服やベッドも全て特注でギネス世界記録の審査を受けていたが、張さんはすでにこの記録を抜いていることになる。いったいどこまで身長が伸びるのか、今後の活躍も含めて注目したい。
画像は『Global Times 2021年7月15日付「2.26-meter tall Chinese basketball girl draws anticipation from netizens to become the next Yao Ming」(Screenshot from Sina Weibo)』『資訊咖 2021年7月18日付「中國女籃又出「巨無霸」!14歲身高2米27,被譽為鄭海霞接班人」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)