日本テレビ系で12月14日に生放送された『女芸人No.1決定戦 THE W 2020』決勝戦は、ピン芸人の吉住が4代目女王の座に就いた。今回で3度目の決勝進出となる『THE W』初代女王のゆりやんレトリィバァは優勝を逃したが、その成り行きや結果に対してネット上では一部から「出来レース」という声も聞かれた。
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ゆりやんレトリィバァはBブロックでAマッソと当たり勝ち残ったが、次に対戦した吉住に敗れた。吉住はその後もはなしょー、ぼる塾を破って最終決戦に進出。Aブロックを勝ち上がった紅しょうがを破って優勝した。
『THE W 2020』を終えてゆりやんレトリィバァがインスタグラムに、ネタで披露したサザエさんのキャラクター・カツオに扮した姿を動画で投稿。物悲しい『All By Myself』のBGMにのせて「姉さんは大きな間違いをしているよ」というキメ台詞と「ありがとうございました」の言葉で結んだ。
フォロワーからは「カツオ…一番面白かったで」、「やっぱりゆりやんは天才だ!! 沢山のファンがついてること絶対に忘れないでください!」、「いつなんどきも私の中での優勝はゆりちゃんです…これからも自分が面白いと思うことを貫いてくださいね ゆりちゃんが面白いと思うモノが、ものすごく刺さるヒトたちがたっくさんいます」などの反響が寄せられている。
2018年に『THE W』で優勝した2代目女王・阿佐ヶ谷姉妹の姉担当・渡辺江里子はこのたびの『THE W 2020』を見てTwitterで「吉住さん優勝おめでとうございます! 明るい所にいれる人間じゃない者同士、これからも仲良くして下さい~」と祝福した。吉住が優勝した時に「こんな明るい所にいられる人間じゃないんですよ」とコメントした気持ちに共感したようだ。
さらに渡辺江里子は「今年のこの状況下でも10組皆様仕上げてきていらして、本当に素晴らしかった~お疲れ様でした!」と参加した芸人たちを労った。一方でお笑いコンビ・クマムシの長谷川俊輔は「ゆりやん バケモノじゃん、、、」とツイートしており、ゆりやんレトリィバァのネタに良くも悪くも強烈なインパクトを受けたことがうかがわれた。
そんななか松本人志(ダウンタウン)が15日午後2時過ぎ、Twitterで「お笑いのショーレース。誰が優勝しても出来レースっていう人いるね。バカね」とつぶやいた。松本が審査員を務めてきた『M-1グランプリ』でかつて「出来レース」、「やらせ」という声が聞かれたことから、今回の『THE W 2020』でも似たような声があることに対してのコメントではないか。
『THE W 2020』に関してTwitter上ではBブロックで吉住とぼる塾が対戦した際に、結果が出る前から吉住が次の衣装に着替えていたことから「出来レース」疑惑を主張する声があった。それに対して「勝った時に備えて結果が出る前に着替えていただけでは」、「出来レースとかじゃなく決勝の可能性があるから一応、着替えて待ってただけだよ…キングオブコントもそんな感じだからね」という反論も見受けられた。
他に「Aマッソが最高に仕掛けてきてアガった直後のゆりやんレトリィバァに負けた瞬間に『出来レース』を悟った」、「Aマッソとゆりやん決して出来レースではないと思う どっちが勝ってもおかしくなかったよ んで吉住さん好き」、「これで吉住さんが負けたら…出来レースだと叫びたくなる」、「はらしょーやぼる塾の方が吉住よりおもろかったのに…紅しょうがが負けたら完全に出来レースやな…」など様々な声があり、笑いのツボは人それぞれということだろう。
ちなみにゆりやんレトリィバァは2017年の『女芸人No.1決定戦 THE W』で初代女王となった際にも、「出来レース」という声が聞かれたものだ。しかしゆりやんはその後、12月26日に行われた『2018ルミネtheよしもと新春キャンペーン』発表会で「出来レース」疑惑に対して「順番が良すぎるっていうけど、抽選で決めとんねん! セットが凝りすぎてる? 台本渡して作ってもらっとんねん! 笑い声が大きすぎるって、優勝する時はだいたいそうやろ!」と完全否定していた。
今回『THE W 2020』の後でインスタグラムに「姉さんは大きな間違いをしているよ」という動画を投稿したのはファンサービスもあるだろうが、もしかすると「出来レースと疑うのは間違い」と暗にアピールしたのかもしれない。
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画像2枚目は『女芸人No.1決定戦 THE W 2020年10月30日付Instagram「昨日の記者会見でファイナリスト発表させていただきました」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)