ロックバンド・スピッツのファンが考えた「#衝撃を受けたスピッツの歌詞」がTwitterトレンドランキングに入るほど盛り上がりを見せている。Twitter上で「ステキなタグだ」、「Twitter史上最高のタグやん」、「と、トレンド入り…?! スピクラの本領発揮」といった声があるなか、女優の上白石萌歌もツイートしている。
上白石萌歌と言えば『キリン午後の紅茶』CMシリーズで2017年12月よりオンエアされた「あいたいって、あたためたいだ。17冬」でスピッツの『楓』を歌ったことが思い出される。上白石萌歌は「人生の目標はスピッツが主題歌の作品に出ること…あとアルバムのジャケットになりたい」と語ったほど熱いファンなのだ。
そんな上白石萌歌が12月3日、自身のTwitterで「#衝撃を受けたスピッツの歌詞 タグが最高ですが」と切り出して挙げたのは、スピッツの17枚目シングル『運命の人』(1997年11月)の歌詞。「アイニージュー」が「I need you」ではなくカタカナ表記なとこが好きだという。
上白石萌歌の投稿には、フォロワーから「僕は萌歌さんの午後の紅茶CMの『楓』の歌詞と歌に衝撃を受けて、それがきっかけでスピッツのファンになりました」や「スピッツは基本英語表記じゃなくカタカナ表記ですよね。わたしもそんなところ好きです。『ルキンフォー』とか。あと突然韓国語がぽっと出てきたり、秀逸ですよね」などの反響があった。
またNHK連続テレビ小説『半分、青い。』(2018年)やフジテレビ月9ドラマ『ロングバケーション』(1996年)などドラマの脚本家で知られる北川悦吏子さんは、12月3日にTwitterで「ななめった! #衝撃を受けたスピッツの歌詞」と投稿した。35枚目シングル『君は太陽』(2009年8月)にあるフレーズだ。
さらにタグとともに「バスの揺れ方で人生の意味が」(『運命の人』より)、「バカでもわかるように」(2016年のアルバム収録曲『ハチの針』より)、「僕のこと捕まえたいとか、なぜ?」(『ハチの針』より)を挙げており、4日には「でも、草野くんは自分のキャラとかスペックをよく心得ていて、こんなこと言って許される男子、少ないよね?」と評した。
北川さんは2001年4月期に放送された、中山美穂と豊川悦司主演によるTBS系東芝日曜劇場『Love Story』の脚本を手掛けており、お気に入りだったスピッツの楽曲『遥か』を主題歌に使ったという。2010年9月11日放送のテレビ朝日系ドラマスペシャル『お母さんの最後の一日』でも主題歌に『楓』を用いるほどスピッツファンである。
2017年7月8日には自身のTwitterで、以前に草野マサムネと納まったツーショットを投稿した。そうした間柄だけに今回のツイートで草野が書いた歌詞について「こんなこと言って許される男子、少ないよね? 美人じゃない、なんとかじゃない。バカな君が好きさ、とか。なんとか、の部分を忘れた。なんだっけ?」とざっくばらんにつぶやけるのだろう。
そんな彼女にフォロワーから「なんとかの部分は『魔法もない』です!」、「草野マサムネさん。素敵すぎて ホント 蜂蜜とクローバーの世界のひとで。あんなひとに わたしは なりたい…」などの反響が寄せられている。
他にもドラマ『時効警察はじめました』や『左ききのエレン』に出演している女優の田中真琴が「君のベロの上で寝そべって 世界で最後のテレビを見てた テレビ/スピッツ #衝撃を受けたスピッツの歌詞」「色々あるけど、これが一瞬で思い浮かんだ笑 子供ながら うっ、、ってなった。いいタグだ」とツイートするなど芸能界にもタグの輪が広がっている。
さらにTwitter上では「こんな全部のツイートにいいねつけて回るタグない。みてるだけで鳥肌たつ呟きばっかりで、暖房で暑いのに寒い謎の感覚に陥ってる」とスピッツファンを中心にタグが拡散している状況だ。
今年は広瀬すず主演によるNHK連続テレビ小説『なつぞら』(2019年度前期)の主題歌に『優しいあの子』が起用されたことで「初紅白」なるかという声もあったが、11月14日に発表された『第70回NHK紅白歌合戦』出場歌手にスピッツの名前はなかった。
ただ、NHKの加藤英明チーフプロデューサーはスピッツの出場について11月14日に「あらゆる可能性を否定せず、交渉していく可能性はあります」と話していた。このたびのタグによる盛り上がりがスピッツサイドに好影響を及ぼせば「初紅白」につながるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)