吐きづわり、食べづわりなど、どんなタイプのつわりの人も、必ずラクになれる方法はあります。
つわりの時期は我慢せず、優等生にならずに、少しぐらいわがままになりましょう。周囲に上手に甘えながら、少しでも症状が軽減できる方法を探していくことが必要。
以下に「これでつわりがラクになった」という先輩ママの口コミと専門家のアドバイスを紹介します。
つわりをラクにする食べ方・飲み方
1.目覚めにバナナ
バナナにはつわりを緩和するビタミンB6が含まれ、エネルギー補給にもなります。
2.ガムを噛む
食べづわりの人は、空腹時の一時しのぎにガムを噛むのも手。気分もまぎれます。
3.トマトやレモンなど酸味のあるものを食べる
トマトやレモンなど酸味のあるものはクエン酸が含まれ、胃のむかつきを抑えたり、胃腸の働きを良くしたりする作用があります。梅干しにも同様の効果がありますが、塩分が高いので1日1個を目安に。
4.きゅうりや大根をかじる
食べづわりの人は、きゅうり、大根、にんじんなどの野菜をスティック状に切り、そのままポリポリつまんで。
5.小さなラップおにぎり
ゴルフボール大のおにぎりをラップにくるんで作っておき、おなかが空いて気持ち悪くなったときにつまむようにすると、胃のむかつきが抑えられます。
6.温かいお茶を少しずつ飲む
温かいお茶を飲むと胃が落ち着くので、食べる前に少し飲んでみましょう。
7.飲めなければ氷をなめる
水も飲めないようなら、氷を口に含むだけでも水分補給に。
つわりをラクにする生活習慣
8.胃を圧迫しない
リクライニングチェアの背を倒してゆったりもたれるとラクになることも。
9.肩甲骨の間を温める
左右の肩甲骨の間を温めると背中の筋肉がほぐれ、血流がよくなりリラックスに。ホットタオルでみぞおちを温めるのもおすすめ。
10.とにかく横になる
体力を消耗しやすい時期なので、まめに横になる習慣を。
11.スマホやPCを見過ぎない
スマホやPCの画面を見るなど目を使いすぎると気分が悪くなり、ブルーライトの影響で頭痛、不眠につながることもあるので注意。
12.気分転換に散歩したり、人と会う
体調がいいときは外に出て散歩をするだけでも気分転換に。外に出られないときは、友達に家に来てもらうなど、だれかと会って話すだけでも気がまぎれることも。
妊娠するとほとんどの人が経験する「つわり」。症状も人それぞれなら、乗り切り方も妊婦さんの数だけあるのかもしれません。妊婦さんにとってはつらい時期ですが、必ず終わりは来ます。できるだけのんびりゆったり過ごして、乗り切りたいものですね。
(文/たまごクラブ編集部)
監修
日本赤十字医療センター 周産母子・小児センター顧問
東都文京病院 院長 杉本充弘先生