コンフィデンスシリーズ16年ぶりのモデルチェンジ。期待を裏切らない傑出した存在だ
新コンフィデンスシリーズは、上からトールボーイ型のConfidence 60/50/30、ブックシェルフ型のConfidence 20から成る。前シリーズからの変更点は多岐に渡るが、まず意識されるのはやはりデザインということになるだろう。トーテムポール然として良くも悪くも強烈な存在感を放っていた前シリーズに対し、新シリーズはフロントバッフルやキャビネットなど、より曲線を多用した現代的な外観となっている。これらは「Jupiter」と呼ばれるディナウディオの巨大な音響測定施設が大きく寄与しているとのことだ。全機種共通でバスレフポートは底面に配置され、コンフィデンス20では専用のスピーカースタンドが用意される。
使用されているユニットも刷新された。ツイーターは従来の上位機で採用されてきた「Esotar2」から「Esotar3」に進化。エンボス状のサブドームを振動板の後方に配置することで、ユニット背面の気流をコントロールし、さらなる性能を獲得した。ウーファーはディナウディオではおなじみのMSP(珪酸マグネシウム・ポリマー)振動板を使い、さらなる設計の最適化を行なった「Neo Tecウーファー」を搭載する。
Speaker System
DYNAUDIO
Confidence 20
¥1,400,000(ペア)+税
●型式:2ウェイ2スピーカー・バスレフ型
●使用ユニット:28mmドーム型トゥイーター、180mmコーン型ウーファー
●クロスオーバー周波数:2.3kHz
●出力音圧レベル:87dB/2.83V/m
●インピーダンス:6Ω
●寸法/質量:W223×H1,134×D444mm/15.2kg(スタンド除く)
●備考:写真の専用スタンド付属
●ラインナップ:Confidence 30 ¥2,700,000(ペア)+税
●問合せ先:DYNAUDIO JAPAN(株) TEL. 03(5542)3523
ディナウディオは、ユニットの開発、製造までイチから行なう稀有なスピーカーメーカー。新開発ユニットは、合成樹脂製のサブバッフルに取り付けられる
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