まもなくやってくる、3.11。
東日本大震災から11年目の春、それぞれの3.11が今年も訪れる。
「羽生結弦選手は、いつも地元仙台を深く愛され、また、「アイスリンク仙台」のことも、とても大切に思ってくださっています。」
このメッセージは、東日本大震災から10年を迎える前日(2021年3月10日)、宮城県仙台市の「アイスリンク仙台」のホームページに記載された言葉だ。
「羽生選手からのご寄付について」
ウェブサイトから、この件名をクリックすると「羽生結弦選手からのご寄付累計額31,442,143円、今回いただいたご寄付額2,116,270円」という詳細が記載されている。
「お客様へ。平素より「アイスリンク仙台」をご利用いただき、また、多大なご支援・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。さてこの度、羽生結弦選手より今年もまた多額のご寄付をいただきましたことをご報告させていただきます。羽生結弦選手は、いつも地元仙台を深く愛され、また「アイスリンク仙台」のことも、とても大切に思ってくださっています。これまでにも度々のご寄付を頂戴いたしており、感謝に堪えません。ここに深く感謝の意を表します。なお、頂戴いたしましたご寄付につきましては、皆様が「アイスリンク仙台」をより快適にご利用いただけるよう、有効な使い方を考えてまいります。羽生結弦選手の益々のご活躍と皆様のご健勝をお祈り申し上げます。 株式会社 加藤商会 代表取締役 加藤松彦」
3.11を前に、いまもなお東北の各地から沢山のメッセージが届いている。
東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県仙台市、スケート文化という貴重な宝をこれからもずっと見守りたい。そして、東北人・羽生結弦の想いが、繋ぎ繋がるように願わずにはいられない。
文/スポーツブル編集部
撮影/スタジオアウパ