今年3月にレギュラー放送を終了したNHKの紀行、教養バラエティー番組「ブラタモリ」(後7・30)が2日、8カ月ぶりに特番として復活放送された。
タレントのタモリ(79)が、全国各地をぶらぶら歩きながら、現在に残る地形やかつての人々の生活の跡に思いを馳せる番組。08年に放送を開始し、レギュラー化、特番放送を繰り返しながら、今年3月にレギュラー放送が終了した。ファンからは復活を望む声が上がっていた。
8カ月ぶり放送の今回は、この日から3夜連続放送で、旅のテーマは「東海道五十七次」。江戸と京都を53の宿場を置いて結んだ「東海道五十三次」が有名だが、番組では五十三次のルートから途中で分かれ、江戸と大阪を57の宿場を結んだ「東海道五十七次」の歴史を、タモリが独自の視点と好奇心でひもといた。
タモリは黒いハット姿で登場。「今日は京都の三条大橋に来ております。久しぶりの『ブラタモリ』です。しかも今日から3夜連続でお送りするという」とあいさつした。
今回は、最終回までアシスタントを務めた野口葵衣アナウンサーに代わり、広島局の佐藤茉那アナが担当。ナレーションは草なぎ剛から、シンガー・ソングライターあいみょんが務めた。オープニングテーマは井上陽水の「女神」から小沢健二の「ぼくらが旅に出る理由」、エンディングは井上の「瞬き」から小沢の「さよならなんて云えないよ」へ、それぞれ変更。新たな装いで復活した。
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