大手町にある平将門の首塚
「将門公は古くから災いをもたらす存在とされ、人々は彼に畏怖の念を抱いてきました。強大な力をもっていた菅原道真、崇徳天皇と並んで『日本三大怨霊』と呼ばれています」(オカルトライター)
『日本三大怨霊』の首塚
「不遇の人生を送ったけれど人々から愛されていた武将だと聞いています。そのパワーに私もあやかりたいと思って仕事の合間にたまに来ます。いつも仕事がうまくいくようにお祈りしています」(男性)
「週1回は来ています。仕事でもっと飛躍したいと願っており、参拝しています。営業の仕事をしておりますがコロナの関係でリモートが続きうまくいっていません。早く収束して仕事も元に戻るよう、と今日は祈願してきました」(52歳・男性)
「近くにオフィスがあるので通りかかったときにはできるだけお参りしています。祈願していることがあるので成就するように祈っています」(57歳・男性)
「お参りすると気持ちが引き締まります。今日は午前中の会議がうまくいったお礼と、これから引っ越し先の内見に行くのでうまくいくよう見守ってください、とお祈りしてきました」(26歳・男性)
「将門公にゆかりのある筑波から出張で来ました。早くコロナが落ち着きますように、とお願いをしてきました」(40代・男性)
「実は最近、仕事を辞めました。再就職に向けて元気をもらえるようにお願いをしてきました」(49歳・女性)
「工事中に事故が起きたとか祟りとか怖いイメージを持っていました。でも来てみたら全然そんなことなくて。今日は自分の幸せと健康を祈ってきました」(25歳・女性)
同時に5つ願う女性
「同時に5つくらいお願いをしています。1つ叶ったらそのお礼を伝え、また1つお願い事をお伝えしています。
「最初は3か月間、毎日通いました。今は無理のない範囲で来ることを伝え、通っています。お願い事は具体的に伝えるといいですよ」(同・女性)
「心のよりどころ、ですかね。ここに来ると仕事がうまくいくような気がしているんです。業務でマネジメントをしておりますが、自分のことだけではなくチームのメンバーの仕事もうまくいくようにお祈りしています。
怨霊だけど、最強の味方
「僧侶の方による碑ではありますがお墓とも、お寺とも神社ともまた違う場所。明確には作法は決まっていません。まずは礼をし、その後で手を合わせ、将門公に思いを馳せ、心の中で語りかけたり、お願い事をするといいでしょう」
「将門公に限らず、失礼なことをすれば怒られるのは当然のことです。心霊スポットなどと言われているようですが、逆に最強の怨霊よりも強い悪霊がここにいられますか? 怨霊と言われているからそうイメージ付けされていますがもともとは義侠心にあふれ情け深いところもある御方のようですよ」(じぇいじぇいさん、以下同)
「神様は人々が信仰することでより力をつけていきます。首塚がすごい力を持っているということはそれだけ多くの人々の思いが首塚に集まっているということなのです」