(写真左から)梨花、藤原紀香、米倉涼子、長谷川理恵
イム子:この間久しぶりに『CanCam』を読んだんだけど、私たちが当時憧れてた米倉や紀香はもうアラフィフなんだよね~!
プラ美:読者もモデルもいつまでも女子大生世代じゃないのね。現実が苦しいので誰か劣化してないか検索しちゃおうかしら……。
イム子:やめなさいよ! この間、紀香さまのブログを見たけど頬もパンパンで20代と変わらない輪郭をキープしてたわよ。
プラ美:でも、シワやたるみが目立つ人もちらほら……。そして服装が昭和のままの人も……。
イム子:いい女は人の粗探しより、美しさを見習うものよ! よし、憎いほどの美肌の持ち主の美容外科医に私が最新アンチエイジング事情を聞いてくるわ!
今回のターゲット:米倉涼子・藤原紀香・長谷川理恵・梨花 「アラフィフになった元カリスマモデル、現在の若見えランキングは?」
回答者:美容整形外科『高須クリニック』入谷英里医師
イム子:米倉涼子さん、藤原紀香さん、長谷川理恵さん、梨花さん。彼女たちは同時期にカリスマ的な人気を誇った4人ですが、それぞれのお顔の分析をお願いします!
入谷先生:米倉さんは最近、またお若くなった印象がありますね。一時期は輪郭のたるみが目立った気がしましたが……。
イム子:そういえば以前、ネットで「ほうれい線にヒアルロン酸でも入れた?」なんて噂もありましたね。
入谷先生:年齢的に入れてもまったくおかしくないと思いますよ。ただ、もしヒアルロン酸注入をされているなら、入れすぎて不自然になることは気をつけたほうがいいかも。「いかにも入れた顔」は痛々しい印象を与えますから。今は口の脇の三重になったシワが気になるかな。これはお若いころから兆候があるので、ヒアルロン酸を注入してこまめにケアするときれいな状態が保てると思います。
紀香の顔は老けにくいタイプ
イム子:ヒアルロン酸は大人気ですが、患者側からすると入れる量などはわからないものなのでクリニック選びも大事ですね。では藤原さんはいかがでしょうか?
入谷先生:藤原さんは米倉さんと同じ印象で、今もプロで現役! という強さを感じますね。お顔は頬骨がもともと高く、丸顔で老けにくいタイプでしょう。それと出産されてないことも大きいかもしれません。女性ホルモンの変化や体重の増減がないので、若いころから変わらないハリを保っているのではと思います。
イム子:確かに。お顔がおきれいなだけに、年齢不詳に見えますね。
入谷先生:でも梨園の妻らしいかも! その点、20代は藤原さんと同系列のファッションだった長谷川さんはかなりナチュラル化しましたね~。お顔はもともとあったシワが太く目立っていることと、笑ったときに歯茎が露出する「ガミースマイル」っぽさが気になります。これはスポーツにハマって紫外線を多く浴びたことと、お痩せになったせいかも。
イム子:やはり極端な減量と紫外線は美の敵ですね。梨花さんも似たタイプではありませんか?
入谷先生:ライフスタイルも近そうですね。加えて、梨花さんは欧米系のクォーターなので、先天的にシミ・シワができやすく、皮膚がしぼみやすいというのはあるでしょう。とはいえファッションやヘアメイクで自分の個性を引き立てるのがお上手ですね。長谷川さんや梨花さんのように、健康的でありのまま年を重ねることも素敵だと思います。
若見え度をランクづけすると?
イム子:では、ズバリ彼女たちの若さ度をランクづけすると?
入谷先生:顔のハリがある順で藤原さん、米倉さん、梨花さん、ワーストは長谷川さんかな。長谷川さんは口元が痩せて顔が骨っぽくなったこと、目がくぼんだことで老けて見えてしまっていますね。
イム子:みなさんもう少しで50歳ということで、美女も見た目が変化する年代なのかもしれませんね。では、4人が、今後老化で注意すべき点、オススメのケア方法を教えてください。
入谷先生:ライフスタイルの趣味嗜好は人それぞれですが、美容的にはナチュラルすぎる生活は老けを早めます。例えば紫外線や食生活。紫外線対策として、日焼け止めは1年中塗るつもりでいることと、日傘やカーディガンなどでケアすること。あとはきちんと睡眠を取り、食生活もバランスよくすること。それと加齢による顔のくぼみは「ヒアルロン酸」などの注入系で膨らみを戻し、そのあとは美肌系の点滴(美肌点滴)や光治療(フォトフェイシャル)でケアすると、いつもきれいな状態でいられると思います。
イム子:美にこまめな対策は欠かせませんね! 私も毎日意識しようと思います。
今回お話を伺ったのは…
入谷英里先生:
杏林大学医学部卒業。昭和大学臨床研修センター、昭和大学形成外科、美容外科クリニックを経て2013年より『高須クリニック』に勤務。東京院・横浜院を担当し、女性医師の目線からアンチエイジングから女性器の悩みまで、幅広い相談に応じている