最後のドラマとなった『ヒガンバナ』では女性刑事役を熱演
芸能界からの引退を発表した堀北真希さん。彼女が別の事務所で活動を再開する可能性は、ゼロに近いようだ。
「山本と出会う前から、結婚したら引退すると決めていたので、きちんと貯金をしていたそうです。かなりの額を持っていて、もう芸能界には未練はないようです。
一部には山本が所属する個人事務所社長の母親がマネージメントするという噂もありますが、それはないですよ。ただ、複数の大手事務所が“復帰するときはウチで”と声をかけているという話は聞いたことがあります」(広告代理店関係者)
堀北さんの姑は、山本を一流の俳優に育て上げたステージママとして、芸能界でも有名な存在だ。それだけに、今回の引退問題を彼女が夫だけでなく姑にも相談しているのは当然のことだろう。
そこで、キーマンである山本の母に引退の真相を聞こうと自宅を訪れると、取材に丁寧に応じてくれた。
丁寧に応じてくれた
─今回の引退について、堀北さんから何か相談はされていたんですか?
「相談ってねえ。(引退について)知らなかったわけじゃないけど、深入りしたわけでもないのよ。なんていうか、平素より話をしていたから」
─どんな話をなさっていたのですか?
「事務所に恩義があるし、それまで普通の田舎の子が育ててもらってここまで来たわけじゃない。今流行りの誰かさんみたいに、仕事を残してパッといなくなっちゃうんじゃなく、やっぱりきれいに辞めるのが、堀北真希っていう国民的女優にとっていちばん大切なことだと思うの。
そのまま籍を置いて休業ということもあるけど、彼女と事務所との間にどんなことがあったか知らないですから。ただ、14年間もお世話になって、事務所社長は芸能界の親なわけだから、感謝の気持ちを持って締めくくったほうがいいよっていう話はしました」
─一部では、お姑さんが彼女のマネージメントをするのではという噂もありますが?
「うちは個人事務所でやってるし、あんな大きな女優さんをやれるわけないじゃない。そんなことして息子に災難が降りかかったら大変でしょ」
─となると、やはり山口百恵さんみたいに表舞台にはもう出てこないのですか?
「それはわからないわよ。だって“そうです”って話したら“姑が山口百恵みたいになりますって認めた”って書くでしょ。そこは彼女次第だからね」
言葉を選びながら慎重に答えていたが、話題が山本・堀北の第1子となる孫のことになると声のトーンも明るくなる。
─お孫さんは男の子だそうで、どうですか?
「おかげさまで順調ですよ」
─お父さん、お母さんどちらに似ていますか?
「どっちかな……。両方かな」
─嫁姑問題なんてなさそうですね?
「(堀北さんは)かわいいですよ、すごく。でも、夫婦でいろいろ話し合っているみたいだし、親としてはあまり首を突っ込まないようにしているのよ」
そんな姑の笑顔が堀北さんに安心感を与えているのだろう。映画『ALWAYS 三丁目の夕日』やNHK朝ドラ『梅ちゃん先生』などで数々の名シーンを残した女優は、これから愛情いっぱいの家庭を築いていくに違いない。