(左から)沢尻エリカ、ピエール瀧、木下優樹菜、伊藤健太郎
やらかし芸能人の違約金
「事務所を移籍してわずか1か月後の出来事で、違約金は5億円とも言われています。CMなどの多くの契約は前の事務所と結んでいるので、支払い責任は前事務所にあります。ですが、事故を起こした車を伊藤にプレゼントし運転を許可したのが現事務所ということを報じられるなど、所属タレントの管理が悪いとして、前事務所が裁判に持ち込む可能性も高い。金額が大きいですからね」
“自らの集大成”としていた大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)の放送開始を前に、“逮捕”されたのが沢尻エリカ。昨年11月、合成麻薬MDMAを含む粉末を所持。麻薬取締法違反の容疑だった。急きょ代役が発表され、収録ずみの10話分を撮り直すドタバタ劇に発展─。
「CM、ドラマなどの違約金が5億円とも報じられていますが、所属事務所のエイベックスがすべて肩代わり。事実上の引退に追い込まれましたが、復帰は確実。実際、映画『ヘルタースケルター』などでタッグを組む蜷川実花監督と復帰作に向けて企画が進んでいるという噂もあります」(石川レポーター、以下同)
「電気グルーヴの活動と並行して個性派俳優としても大活躍。ディズニー映画『アナと雪の女王』にも声優として出演。活動の幅が広いので、一説によると違約金は5億円から10億円と高額。やはりディズニー映画の違約金が高かったとも報じられています」
同じ不倫でも内容によって!?
「東出の不倫騒動が発覚して以来、1人で3人の子どもを育てる杏のイメージはうなぎのぼり。CM本数もさらに増えました。ただ“落ちた”東出は芝居がうまい。我慢していい仕事を積み重ねていけば、返せない金額ではない」
「過去には“アパホテル不倫”の袴田吉彦、“4WD不倫”の原田龍二たちも出演。この番組は、不倫タレントの禊の場と言われてきました。しかし、多目的トイレで裸になって笑いをとるような演出があるとするなら、グルメなセレブキャラで売ってきた彼にプラスに働くのか─。
「ハニートラップだったという説もありましたが、大阪だからマスコミの目も少ないと思って、はっちゃけちゃったんでしょうね。未払いの報酬と相殺することで違約金はアミューズが清算。今年から活動も再開して、復帰に向けて動き出しています」
事務所を味方につける?
「宮迫は闇営業問題で去年、レギュラー番組を降板。違約金5億円ともいわれましたが、所属事務所と仲違いしながらもYouTuberとして成功。3年くらいで違約金を払い終えるでしょう。ただし、地上波復帰は難しいかな。後ろ盾を公言していた明石家さんまは“YouTubeは敵”と公言してはばからない。テレビ局との橋渡し役になるはずのさんまから、どうやら怒りを買ってしまったようです」
「徳井は吉本の言うとおりにしたから、違約金も肩代わりしてもらい復帰もかなった。そこが宮迫と違う。自粛中に徳井を支えた女性との結婚もありそう。そうなれば、ナイナイの岡村隆史のように好感度もV字回復するでしょう」
「いろんな男性との不倫関係が噂されましたが、元夫のフジモン(藤本敏史)も、事務所もその“真実”を知っている。知らないと思っているのは木下本人だけ。隠し通すつもりの彼女は、信頼がおけないと事務所をクビになってしまいました。また、9月から新しいインスタで個人活動を始めましたが、復帰したら男性関係のスキャンダル流出は必至です。子どもへの影響を考えたら、難しいでしょう」
好感度急降下
「『ゲスの極み乙女。』のボーカル・川谷絵音との不倫をスクープされ、記者会見を開き“ただの友達”であると“偽証”して大失敗。
「来年4月に設立される城島茂、国分太一、松岡昌宏の会社『株式会社TOKIO』に山口もスタッフとして入る予定らしい。もし、酒気帯び運転をして捕まっていなかったらスタッフではなく……」
「いずれ世間が納得してくれたら、長瀬智也も合流して『TOKIO』再結成も夢ではないかもしれない」
違約金ってどうやって算定する!?
「後者は上映中止やイメージ毀損などによって得られたはずの売り上げがどれだけ減ったのか。細かく試算することは難しく、多くの場合は契約書の損害賠償の条項に一律の金額を明記するのが一般的」
「ハリウッドでは、出演者に不倫や薬物問題が起きても公開します。日本の場合は、犯罪かどうかで線引きすると法律上はスッキリすると私は考えています」(高橋弁護士・以下同)
「競泳男子の五輪代表に内定している瀬戸大也選手の不倫騒動に至っては、9月末日付で所属先との専属契約を解除。犯罪行為をしたわけではないのに、契約の解約条件に当たるのか……。瀬戸選手が不当だと訴えると、もめる可能性もあったはずです」
「単純に違反したかそうでないのか。CM、ドラマ、紙媒体、音楽配信などそれぞれのメディアごとにガイドラインを作るべきだと思います」
最近の“やらかし”芸能人の違約金
■ピエール瀧【5億〜10億円】CM、ドラマ、映画と数多く出演。大河ドラマの撮り直しや、ディズニーの『アナと雪の女王』で声優の降番が莫大な金額の原因とも
■新井浩文【5億円以上】バイプレーヤーとしての出演が多いので、その作品の配信や販売が中止になると、もっと高額な違約金になる可能性もあるという
■沢尻エリカ【5億円以上】CM、ドラマ、映画など主演での作品が多く、CMだけで3億5000万円超えとも。大河ドラマ10話分の撮り直しもかなりの負担増に
■宮迫博之【5億円以上】闇営業が発覚した当時、7本ものレギュラー番組を抱え、声優や俳優の出演も予定していた宮迫。テレビ復帰を熱望しているが……
■小出恵介【5億3305万円】NHKの主演ドラマや、ネット配信のドラマが放送中止や撮り直しになった違約金を事務所が肩代わりし、その額が裁判の手続きで発覚
■伊勢谷友介【5億円】出演映画が中止にならないという“追い風”もあるが、事務所から契約解除されて支払い責任を彼個人が背負うとも……。
■徳井義実【3億円】1年の謹慎後、地上波で復帰。視聴者からのクレームもあったというが、事務所のバックアップもあるので、支払いは安泰!?
■東出昌大【2億円】4社のCM契約が解消され、杏と離婚。しかし映画やドラマの出演オファーは届いているというので、支払いという“禊”に専念!?
(取材・文/KAPPO INLET GROOVE)