木村拓哉、工藤静香とKoki,
木村拓哉一家の“警察トラブル”が『文春オンライン』で報じられた。なんでも30代〜40代とみられる女性が、都内高級住宅街に建つ木村の豪邸敷地に侵入する“不法行為”を働いたというのだ。
文春によると事件が起きたのは3月1日の夕方ごろ、自宅周辺にはパトカーが駆けつる取り巻く物々しい雰囲気となり、“犯人”女性が複数の警察官に囲まれて職務質問を受けたとある。現場では家主の木村が聴取に応じ、側には憤る工藤静香、その陰にCocomiとKoki,の姿もあったよう。
ジャニーズ事務所も騒動を事実と認めて、《当該女性による不法行為について、警察に通報し、対応していただきました》と答えたように、確かに“久しぶり”の通報騒ぎに見舞われた木村家。かつて2008年10月にも“不法侵入”されていたーー。
「夜7時過ぎに自宅の警報装置が作動して警備員が駆けつけ、後に警察捜査から2階に何者かが侵入を試みた形跡が発見されたのです。当のキムタクら家族は海外旅行中で、犯人に遭遇することなく無事だったのですが、未遂とはいえ怖い思いをしたことでしょう。
当時は、近辺で同様の空き巣被害が続いていたそうで、おそらく犯人は“キムタクの家”と知らずに入ろうとしたのでしょう。ただ、今回の女性は明らかに知った上での不法行為だったのでは?」(芸能リポーター)
かねてより“やらかし”ファンが来ていた
“動機”は明かされてはいないが、2人の娘の一線で活躍する芸能一家であるが故に、例えばファンによる過剰行為の末の騒動だったとも考えられる。というのも、最近こそ落ち着きを見せていたが、完成時にはちょっとした“観光名所”化していた木村の自宅。
「あの頃は、プライベート写真を撮るだけで記事になる人気ぶりだっただけに、定期的に自宅近くで張り込みをしたものです。すると、どこから場所を聞きつけたのか、毎回のようにファンらしき女性たちが自宅前をウロウロしたり、記念写真を撮ったり、それこそ塀の中を覗こうとする動きをしたり。
張り込んでいる僕らが言うのもなんだけど、“それはマズイだろう”と思わせる、女性たちの“やらかし”行為を何度も目撃したものでした(苦笑)」
と、現場取材していた写真誌カメラマンは振り返る。確かに木村の行先には、どこでスケジュールを入手するのか、追っかけファンが常に待ち構えていた時代。『mixi』などのSNSサービスも普及しはじめた頃とあって、ファン同士で自宅も含めた情報を共有していたのだろうか。
「ネット社会のさらなる発達によって、“SNSからの特定”も増えていると思います」とは、ネットトラブルに詳しいITライター。たしかに静香をはじめ、CocomiにKoki,、木村までもがインスタグラムを活用して日々の生活を発信している一家だが、それがどんな影響を及ぼしているのか。
「木村さんたちのインスタをお見受けしたところ、自宅や近所を思わせる背景が写り込んだ画像が多々あります。特にコロナ禍において、“今日のファッション”や犬の散歩シーンなどの身近な生活を投稿していたことでしょう。これでは“彼、彼女ら”にヒントを与えているようなもの」(同・ITライター)
地名や地域がわかる表記が写り込むのは論外ではあるが、特徴的な外壁や路地、また近所にあるお店や公園、公共施設なども特定につながる可能性があるという。
SNS画像から自宅を特定するストーカー
2019年には、アイドル女性の自宅に侵入して危害を加えた“ストーカー”が逮捕された。犯人が被害者宅を特定した手口というのが、彼女自身がSNSに投稿した顔写真の瞳に反射する景色を元に辿ったという驚きのもの。
「いわゆる“デジタルストーカー”です。もちろん、木村さん宅への不法侵入がその手口だとは断定できませんし、悪いのは間違いなく当該女性です。でも、インスタに夢中になるほどに、不利益な情報をネットに拡散させるリスクは高まり、画像投稿に抵抗感をあまり感じない若者世代は知らずうちに、SNSを通じて犯罪に巻き込まれる恐れもあります。
今1度、身近なプライベートに関する画像を見直し、それでも必要な投稿ならばモザイク処理などの加工をする。子どもを守るためにも、それを教えるのはご両親の役目だと思います」(同・ITライター)
親がSNSに夢中になる前に、か。
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