瑤子さま
秋篠宮家の長女・眞子さんの結婚で独身の女性皇族は5人になった。今と未来の皇室をお支えになる一員でありながら彼女たちも一般人と結婚されれば皇族の身分を離れることに……。揺れるお立場にあるプリンセスたちの華麗なるプロフィール【未婚女性皇族ワイド・三笠宮家・瑤子さま編】。
昨年12月には、“声と音のバリアフリー”を目指すNPO法人『日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会』の名誉総裁に就任された。
『日本赤十字社』の職員として常勤も
「'18年より私的なご視察として、全国の医療機関や介護施設など、高齢者や難聴者による対話に課題がある現場へご一緒しております。そこで当事者の声に真摯に耳を傾けられ、質問や対策について積極的に意見してくださいます」
「瑶子さまには、周囲へのご配慮とお優しさ、さらにユーモアを強く感じます。
重度の障がいがありながら教員を目指していた1人の女性に寄り添い、彼女が教員となるまでサポートされたことがありました。障がいがあるゆえにチャレンジできない環境を改善していきたいとのお考えです」(中石理事長)
お父さま譲りの「ユーモアセンス」
「寛仁さまから引き継ぐ形で『友愛十字会』や『国際ユニヴァーサルデザイン協議会』の行事に臨席するほか、'13年には『東京モーターショー』の総裁にもご就任。ご自身の運転技術を向上させる意欲について“後ろの警備の車を引き離したい”と語られていました」(皇室担当記者)
「愛子さまや佳子さまが同じようなご発言をされたらハレーションを起こしかねませんが、天皇家から少し離れた宮家では自由な言動が許容される傾向にあります。ご自身がなさりたいように取り組むことが、ひいては皇室の多様性を生むことになるでしょう」(象徴天皇制を専門とする、名古屋大学大学院の河西准教授)
「お父さま譲りのユーモアのセンスは、皇室と国民との距離を縮める大切な役割を果たしています」(前出・記者)
河西秀哉 名古屋大学大学院人文学研究科准教授。象徴天皇制を専門とし、『近代天皇制から象徴天皇制へ─「象徴」への道程』(吉田書店)など著書多数