空港で手元を覗き込むジャニー喜多川さん
“優しいお兄ちゃん”だったのに…
「その後、古くからジャニー氏の性虐待問題を追っていた『週刊文春』(文藝春秋)には、元Jr.が毎週のように実名・顔出しで登場し、被害を訴えています。そんな中、昭和歌謡の父と呼ばれる故・服部良一氏の次男・吉次氏が『日刊ゲンダイ』で、小学2年生の頃、ジャニー氏にオーラルセックスをされたという衝撃の経験を告白。
≪パンツをめくって股間のあたりに手を入れてくるんです。指でさすられているうちに生温かいものに包まれたと思った瞬間、今まで知らない突き抜けるような快感があって≫
≪何がなんだかわからず、びっくりしていると、今度は肛門をいじり始め、舌がはい回ってくる≫
など、当時の被害の詳細を明かしており、そのあまりにもショッキングな内容に、言葉を失う読者も少なからずいるようです」(スポーツ紙記者)
「当時19歳だったジャニー氏は、良一氏や笠置氏にいたく可愛がられていたようです。その後、アメリカ兵として朝鮮戦争に赴いたジャニー氏は、帰還してから、よく良一氏の自宅に遊びに来るように。吉次氏にとっては“優しいお兄ちゃん”的存在だったといいます。
そんなジャニー氏に性的な行為をされたとあって、そのショックははかり知れません。ネット上では、吉次氏の勇気ある告白に敬意を表するという声とともに、ジャニー氏、またジャニーズ事務所への批判が噴出。吉次氏が現在78歳であることを踏まえ、一体どれだけの被害者がいるのかと呆然とする人も多数見受けられます」(前・同)
「2016年11月9日付『日本経済新聞』の『私の履歴書』では、良一氏の長男であり、吉次氏の兄にあたる作曲家・服部克久氏(2020年死去)が、服部家とジャニー氏の交流について明かしています。やはりジャニー氏は、ジャニーズ事務所名誉会長を務めた姉・メリー喜多川氏(2020年死去)と一緒に、服部家に入り浸っていた時期があるそうで、その縁から克久氏は、フォーリーブス出演のミュージカル『少年たち』で音楽を担当したとか。
朝ドラにジャニーさんのモデルが登場の可能性?
「また以前より、良一氏の曾孫がジャニーズJr.として活動していたのではないか……といううわさもあり、服部家とジャニー氏は切っても切れない仲のようです。そんな中、ジャニー氏が吉次氏に性加害を行っていたなんて、あまりにも残酷。服部家の関係者も、今回の告発には大きなショックを受けているのではないでしょうか」(前・同)
「その“善一”役を草なぎ剛さんが演じると情報解禁された次の日に、吉次氏の性被害告発インタビューが配信されたんです。これには、NHK関係者もかなり衝撃を受けたと思います。なお、同作はあくまでフィクションですが、良一氏と笠置氏のアメリカ巡業は、当時異例のことだっただけに、劇中で描かれる可能性は高い。ただ、その際、2人に大きく関わったジャニー氏をモデルにしたキャラクターは、性加害問題が取り沙汰されている状況だけに、登場させることは難しいのでは……」(前・同)