稲垣吾郎 撮影/廣瀬靖士、ヘアメイク/金田順子(June)、スタイリスト/細見佳代(ZENcreative)、衣装協力/ボス
「今回の作品はまさに王道の大人のラブコメディ。僕の大好きなウディ・アレンのニューヨークを舞台にした恋愛シリーズみたいに、古きよきコメディ映画を思い出すようなテイストもあったりして、すごく楽しいんです。
恋も仕事もあまり躊躇しない
「恋愛は慎重派というより、意外と積極的な感じかな。僕は女性に落とされた数よりも落としたほうが多いので(笑)。恋愛に限らず自分に興味があることに関しては深掘りするというか、探求していくほうなんです。そういった意味では、恋も仕事もあまり躊躇しないでいくタイプです」
「どうだろう……やっぱり、いっぱいお話をするかな。寡黙でクールで、いざというときに口説き文句を言うような、ニヒルな男に憧れはあるんですよ。でも、僕はお話をたくさんして、お友達みたいになってからシュッと落とすみたいな。ある意味、いちばん悪い男のパターンかもしれないです(笑)」
「探求したらそこにつながらないとダメだよね(笑)。でも、この前の『不可避研究中』で結婚がテーマだったときも繰り返し話したけど、ある程度の独り身の自由というのかな。いま自分の中では幸福感を十分に味わってはいるんですよ。だから、無理に結婚しないのではなく、いつかそういう方向に心が動いたらって感じですね」
「願望ってほどではないんですけど、散歩しているときに子どもと手をつないでいるお父さんを見ていると、家族っていいなって思ったりします。昔はそんなこと思い浮かばなかったんですよ。みなさん子どもができると、“何で今までほしいとすら思わなかったんだ”って言うじゃないですか。
【コラム】
舞台はアメリカ!
「僕の初めてのアメリカはニューヨークで二十歳くらいのとき。それこそ森(且行)くんもいたし、『がんばりましょう』とか出したころだったと思うんです。そのときプロモーションビデオを撮ったり、レコーディングもちょっとしたのかな。あとブロードウェイも見たりもして、本当に強い刺激を受けたのがいまでも心に大きく残っていて。東京も大きな街ですが、スケールの大きさをすごく感じたのが初めてのアメリカの思い出です」
ミュージカル・コメディ『恋のすべて』
2月11日(金)〜2月27日(日)
東京建物 Brillia HALLにて公演
出演:稲垣吾郎 花乃まりあ 石田ニコル 松田凌 北村岳子 羽場裕一
作・演出:鈴木聡
公式HP https://koinosubete.com/