東山紀之主演『刑事7人』シーズン9 / 6月7日スタート、テレビ朝日系毎週水曜夜9時~初回拡大スペシャル
「人生の選択肢のひとつとして引き際が描かれていきます」
東山紀之主演の『刑事7人』がスタート
「人間が犯した事件を追って被害者と加害者双方の人生を調べていくなかで刑事もいろんなことを考え悩みながら生きている。ただ事件を解決するだけじゃない、死生観や人生観を表現していくことはとても意味があると思っています」
「このドラマでは、僕自身のいい意味での老いを見せられているのかな。見た目はしわが増え、老眼になったけど、人間の成熟した瞬間や人生経験が演技に連動していると思います。
“引退”がキーワードの本作
「僕らの仕事は望まれなくなったらおしまい。芸道はゴールのないものだと思うので僕自身は引退を考えたことはないです」
『少年隊』でデビューし、大河ドラマ『琉球の風』に主演するなど俳優としても活躍。現在は『必殺仕事人』や『大岡越前』の時代劇シリーズに主演するほか『サンデーLIVE‼』(テレビ朝日系)のキャスターやドキュメンタリー番組『バース・デイ』(TBS系)のナビゲーターなどフィールドを広げている。
「19歳でデビューして年齢とともにいただける作品のオファーや求められるものが変わってきて、それをやっているうちに今に至っている感じです。僕自身は特にこれをやりたいとか目標があったわけではないけれど、求められた時にきちんと応えたいと思っています」
「アスリートと一緒で、求められた時に、すぐに動けないといけない。それがプロの仕事だと思うし、自分のエネルギーを絶やさないためでもあります。毎日、葛藤はあるけど続けてきたトレーニングをやめたらもったいない気持ちが強い。継続するのは大変と思っても体力的に落ちたという感覚はないです。精神的に折れなければ大丈夫だと思います」
多忙さは想像に難くない
「たぶん、休むと死んじゃう(笑)。ずっと家にいるよりも常に動いて、感覚を研ぎ澄ませていないとダメなタイプです。ドラマ、報道、ドキュメンタリーといろんなチームに参加できるのが楽しく、さまざまな刺激があり毎週、世界1周をしているみたいな気持ちで仕事をしています」
1年ぶりの変化とお願い?
「男ばかりの現場になってうっとうしい(笑)。倉科さんの存在は大きかったと思います。小瀧はコミュニケーション能力が高い。昨シーズンに入ったばかりだけど、まるで初回からいるような顔をしています。関西の文化なのか、人との距離感が近くて自然。俳優としても見た目、声、発声のよさと技術的なことも備わっていて特に文句もないです(笑)」
「白洲君は毎年11月に新米を10キロ送ってくれるんですが、30キロに増やしてくれるとわが家も助かるのでお願いしようかな(笑)」