元『BOYSANDMEN』の小林豊
女性「ただ、好きでいさせてほしいから……。怖いって思われないように、私も頑張る」
男性「頑張らなくていいから。ただ、笑っててね」
女性「好きでいさせてほしいっていうのが、ワガママなのはわかっているけど……。私も全部忘れて、あなたを許して、前向きになれるようにして、笑顔で過ごせるようにするから……。好きでいさせてください」
「純粋に、彼に頑張ってほしいと思って応援していたのに裏切られ、私は心身のバランスを崩し、仕事も辞めました。私はこんなに苦しいのに、彼はパリに行って、パスタソースを売って、ずいぶん楽しそうに過ごしている……。それを見ていたら、許せない気持ちがフツフツと沸き上がってきたんです」
元ボイメン・小林豊がプレゼントをメルカリに出品?
「小林さんは、2022年4月に『文春オンライン』の報道で、万引き事件を起こしていたことが発覚しました。事件は、2021年10月のこと。仕事で福岡に訪れていた小林さんが、博多にある商店街の薬局で、化粧品など総額9000円分の商品を万引き。店員に捕まり、警察に連行されていたのです」(スポーツ紙記者)
「万引き事件の発覚で、小林さんは事務所をクビに。ボイメンからの卒業を間近に控えていただけに、ファンの間では激震が走りました」(同・スポーツ紙記者)
「イベントは、昼12時開始で、100人近くのお客さんが集まって大盛況でした。当日分のチョコは午後4時には完売しました」(居合わせた客)
「それを初めて知ったのは、ファンの掲示板に書き込まれた投稿でした。フリマアプリの『メルカリ』に、彼のアカウントがあるというのです。書き込みを見て、どんなものを売っているのか、私も気になってチェックしました」(Aさん、以下同)
「5年前に私が彼に贈ったポールスミスの服7点と、まったく同じ服が売り出されていたんです」
「メッセージのやりとりで、小林本人だと確信しました。私は彼を問い詰めたのですが、一貫して認めないばかりか、購入のキャンセルをすすめてくる。私としては、彼のことを思って選んだ思い入れのあるプレゼントでしたから、絶対に買い戻そうと決めました」
「届いたのは洋服ではなく、高級化粧水。これも、2019年6月に、私が彼にプレゼントしたのと同じ商品でした。応援してきた私の気持ちをここまで踏みにじるのかと、ショックで涙がとまらなくなり、怒りで震えました」
電話で涙ながらの謝罪も、続く転売行為
「電話が鳴って出ると“小林豊です”と名乗り、泣きながら“プレゼントを売ったことや、洋服とは違うモノを送ったことも、ごめんなさい。でも誰にも言わないで”と必死に懇願してきました。
私としては、応援したい気持ちもあったし、本当に反省しているようだったので“いい仕事をして、もっと有名になった姿を見せてくれたらいいよ。でも、ファンからもらったものを売るのはやめてね”と伝えて、許したんです」
「彼が雑誌で愛用していると紹介していたスキンケアブランド『ライスフォース』の商品も売っていました。本当に使うために持っていたのかっていうぐらい大量に……。宣伝契約をしていた会社からもらっていたのかもしれません。
ほかにも、有名歌手たちが集まる年越しイベント『ももいろ歌合戦』に出演した際に、出場者としてもらったと思われるグッズもありました」
「ドラッグストアで買えるようなファンデーションやアイライナー、サプリメントも売っていました。なぜ、こんなモノを売っているのか疑問でしたが、箱が少し潰れていたりして、後の報道から、万引きした商品を転売していたのかも……。とにかく転売で、そうとう儲けていたはずです」
「彼の連絡先は知っていたけど、あくまで“アイドルとファン”の関係を壊したくなかった。直接電話したり、会うことの要求はしませんでした。小林のしたことですが、彼に負い目を感じさせてしまった罪悪感もあり、イベントは必ず参加して、彼が欲しがるものをプレゼントしました。彼が通う美容室に私も行って、その美容室を介して何が欲しいか聞いてもらっていました」
「正直、収入の大半をつぎ込んでいて、かなり無理していました。写真集を出したとき、イベントで“オリコンのランキングに入りたい”と言っていたので、1人で150冊以上買いました。せめて利用価値のあるファンでいたかったんです」
「2021年の夏ごろから、イベントに行ったら必ずしてくれていたファンサービスがなくなったんです。それまでは毎回、目が合うなど“いることに気づいているよ”っていう、ささやかなサインが必ずあったのに、それもなくなって……。交通費をかけて遠征しても、徒労感ばかりが残るようになりました」
「トークイベントで“写真集のランキング入り、おめでとう”と伝えたら“今後はランキングとか気にしない”と言われてしまって……。いっぱい買った私が偉いわけじゃないですが、それを本人に言われたのがつらくて。
美容室を介して手紙を渡しても“暗い内容だと思うので手紙は読みませんが、こんなオレでよければ応援してね”ってメッセージが返ってくる。だんだん応援することが楽しくなくなっていったんです」
「今まで頑張ってきたのに、なんでこんな嫌なことを言われなきゃいけないのか、わからなくなって……。それで、メルカリで商品を購入した後に“もう限界です。全部、暴露します”と連絡しました」
「彼は“暴露されても別にいい”と言いつつ、“プレゼントをずっと持っているのは無理”とか“服の代わりに送った化粧水は本当に自分で買った”と話していました。2時間ほど話して、私は自分の気持ちを伝えましたが、あまり聞いてもらえず……」
「小林には、クリスマスプレゼントに8万円するディオールのお皿と“自分の中で気持ちを整理します”という内容の手紙を書いて、美容室に渡してもらうようお願いしました。それから連絡していなかったのですが、その年の12月31日、小林から“生きてる心地がしない”とメルカリでメッセージが送られてきました」
「小林は半泣きで“どうしたら許してくれますか?”と聞いてきました。“手紙に、許しますと言えなかったと書いてあったが、言うこと聞けないなら、お前の人生を終わらすからなと言っている人に思えてしまう。とにかく怖い”と言うんです。悲しかった……」
「それが怖いって……。ただ彼を応援したい、好きって思わせてくれればよかっただけなのに。彼に怖いという感情を持たせてしまったのなら、私は、ごく普通のファンに戻るべきだと思いました」
「不眠症になって、1~2時間ほど眠れればいい状態で、最終的に勤め先を退職しました。でも、小林の万引きが発覚したとき、彼はまだメルカリで『ライスフォース』の化粧品を売っていたので、それは全部、買ってあげました。週刊誌にでもバレたら大変だと思ったからです。そのとき小林からは“今回だけは甘えます”とメッセージが来ました。それが最後のやりとりです」
「夏にはうつ病と診断され、療養生活になりました。少しずつ回復していたのですが、昨年12月に一気に体調が悪化して。自分でも気づいてなかったのですが、小林との出来事が、私にとってはそうとうなショックだったようで……」
「小林が“いい仕事をして、売れてほしい”という私の願いは、彼の万引き事件で裏切られました。パティシエになると言うから、せめて2~3年は修行して、それから表に出るかと思えば、すぐに目立つような活動を再開して、パスタソースを通信販売……。万引きって、そんなに軽い罪だったのでしょうか?」
「小林には、まったく誠意を感じない。今回のイベントは、万引きをした店舗から徒歩ですぐの場所です。
小林豊に直撃!
――ファンからのプレゼントをメルカリで転売していた?
「……それは、誰から聞いたですか?」
――心当たりのある人がいる?
「僕からはその……何もお答えできないというか」
――メルカリでファンデーションやアイライナーなども出品していたようですが、これらの商品は……。
「(遮って)ど、どうしたらいいんですか? 僕が今それを答えても何にもならないじゃないですか。僕としては答えることはできないんです」
――バレンタインデーのイベントは、万引き事件を起こした店舗のそばだった?
「それは、そうですね」
――なぜ、その場所を選んだ?
「再起というか、自分が1歩を踏み出すことで喜んでもらえる人が1人でもいるんだったら、やりたいと思ったので。薬局の店長さんも、“今後はしないように”っていう話から“応援してます”と最後は言ってくれたので」
――それは、いつ話した?
「もう大丈夫ですので……。答えられませんと言って電話を切られたと、書いてくれて構いませんので」
――ファンの手紙も読んでなかった?
「うーん……それは誤解があるので。僕からお答えできません。僕も精一杯、今を生きていこうとやっているので。じゃあ失礼いたします」
「みなさんの応援のおかげや、いろんな方の力を借りて、今日、この日を迎えることができました!」