左からKoki,、木村拓哉、Cocomi
Cocomi「タバコ?」
Koki,「タバコだね。タバコやめてほしいってことだけかな」
「昭和のお父さんは皆タバコを吸っていたが、今は健康に悪いとわかっているのだからやめるべき」
ドラマ業界でも禁煙が広がる
「ほとんどのテレビ局が、スタジオやメイクルームはもちろん、楽屋も全面禁煙にしているため、喫煙者は狭い喫煙ルームか外に設置された灰皿で吸わなければいけません。最近は、ドラマ業界でも禁煙ブームが起きていて、ベテラン俳優が若手に“タバコやめないの?”と禁煙をすすめるケースも多くなっています。劇中でも喫煙シーンがほとんど使われなくなり、愛煙家の俳優さん同士で慰め合っているというか、仲間意識が芽生えています(笑)」
「ちょうどココ(Cocomi)ちゃんが生まれた頃、周囲から“やめてみたら?”とアドバイスされていたんですね。木村くんも“う〜ん、パパ、くさいからイヤ、って言われたらショックだよな〜”って考え込みながらタバコに火をつけていましたよ(笑)。
当時はまだ静香ちゃんの実家に住んでいて、喫煙者だった彼女はすでにタバコをやめていたこともあって、部屋のなかでは吸えない。さらにベランダでもご近所迷惑となるので、やむなくトイレで換気扇をまわして吸っていたようです」
「破天荒な検事役なので、喫煙するという設定はたしか木村さんのアイデアも反映していたと思います。当初は小道具で『セブンスター』を用意していたんですが、次第に“セッター(『セブンスター』の愛称)きついな〜”と、途中から見た目のオシャレ感もあって『マルボロ』に変更したと記憶しています。今思えば、徐々に軽めにしていたのかも」(ドラマ制作スタッフ)
《禁煙しようと思っている》
順調だった禁煙生活に“落とし穴”
「年頃になってきたココちゃんや光希ちゃんに“パパ、くさい”とでも言われたのか、吸う本数を少しずつ減らしていき、自宅ではほとんど吸わなくなるまでに。ですが、木村くんにとっての“鬼門”はドラマでした。この年は早々から『南極大陸』(TBS系)の北海道ロケが始まり、その後は緑山スタジオに移動してカンヅメ。禁煙宣言から半年も経たないころ、喫煙所に談笑する彼の姿があったそうです。
現場を引っ張る“座長”の責任とプレッシャーがストレスになっているのか、“現場に来るとダメなんスよ”と苦笑いしていました。当時は禁煙ブームから嫌煙ブームになり始めたころで、彼も“本気でやめられるかな”と嘆いていましたが、どうやらダメだったということですね」(前出・テレビ局プロデューサー)