『ご長寿早押しクイズ』開始当初にはギックリ腰になったことを明かした鈴木史朗
『さんまのスーパーからくりTV』 コーナー司会・鈴木史朗
「ファー、ファッ、ファー」
「全国388か所で撮影しました。移動はほとんどロケバスです。毎回、往復で6時間。着いたら撮影は3~4時間かかるわけです。毎週のことですから、疲れてしまって。撮影は本当に大変でした」
「ヤラセはいっさいありません。台本なんかないですよ。あっても、おじいちゃんおばあちゃんに台本は覚えられませんから。進行だって聞いてくれないんですから……」
「私も古い人間ですから“お年寄りを笑いものにするとはけしからん!”とディレクターに言ったんですよ。でも“1回だけやってみてください”と食い下がるので、1回だけ引き受けたんです。それが実際にやってみると、お年寄りがみな、喜んでくれる。これはいいかもしれないと続けることにしました」
今後の抱負はピンピンコロリ
「あるおじいちゃんがトイレに行かれたまま帰ってこなかったことがありました。トイレまで見に行ってもいないんです。どこに行ったんだろうと探したら、知人のおばあちゃんが“山に炭の焼け具合を見に行った”と言うんです。それで山まで呼びに行って、撮影が1時間ほど遅れたこともありました。決勝戦ですから、待つしかなかったんです」
「大阪で撮影をしたことがあったんですが、みなさんサービス精神旺盛ですから自らボケてくださるんです。ただ、それはあまり面白くなくてボツになってしまいました。やっぱり、自然体でとんでもない答えでないと、面白くないんです。放送できない下ネタも多かった。ほぼカットです」
「歌謡番組の司会をやっていたので、歌は詳しいんです。昭和初期のヒット曲『丘を越えて』など、いろいろ歌いました。すると、喜んでくれるんですよ。戦争に行った人も多かったので、当時のお話も聞かせていただきました」
「今は本を読んだり、人気ゲームの『どうぶつの森』をやったりして静かに生活しています。今後の抱負はピンピンコロリ。“ちょっと横になるよ”と言ってそのまま、というのが理想です」