(写真左から)小泉進次郎前環境相、杉田水脈、桜田義孝元五輪相、安倍晋三元首相 ※杉田の写真のみ共同通信イメージズ
「セクハラ罪という罪はない」「アルツハイマーの人でも、これぐらいはわかる」など、失言連発の“放言王”麻生太郎は“殿堂入り”として選択肢からはずした。さあ、ポスト麻生は誰の手に!?
女性や被災地への無神経な失言の数々
「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」
「私も産みたくても産めなかったひとり。だったらもっと早くに不妊治療を保険適用にしとけよ。それと育てるには金がいる。この世の中では3人はかなり厳しい。世の中の現状をわかっていない」(46歳大阪・インフラ関係)
「自分は不妊治療で1人産むのにも苦労した。産みたくても産めない人はたくさんいる。若い人は賃金が少なく結婚すらできない人も。その背景も知らずに“子どもを産め”は無神経」(30歳福岡・専業主婦)
「(放射能に汚染されたゴミを焼いた焼却灰は)原発事故で住めなくなった福島に置けばいい」('13年10月)
「がっかりした」('19年2月)
「(東日本大震災からの)復興以上に大事なのは、〇〇さんでございます」('19年4月)
女性議員が女性に差別発言
「女性はいくらでも嘘をつける。そういう方は多々いた」
「女性だけでなくとも、男性だって政治家だって、平気で嘘つく人もいるのに。そうやって平気で差別的なことを言うのは許せない」(39歳埼玉・建設業)、「嘘をつくかどうかは性別ではなく、人としての資質だと思う。なぜ男女で分けるのか意味がわからない」(49歳大阪・医療福祉関係)
「まだ東北、あっちのほうでよかった。首都圏あたりだと莫大、甚大だったと思う」
「東北に住んでいたので“あっち”にどのような意味が含まれているのか考えると悲しかった。世界のどこで起こっても、よかったとは思えない」(41歳宮城・教育関係)、「福島に住んでいて、原発事故により避難や精神的苦痛を味わった者としてこの発言は許せない。福島原発で作っていた電気はほぼ東京に送られていたってことがわかっているのか」(56歳福島・自由業)
「議員として最低で、血も涙もない」
「(北朝鮮による拉致被害者で)生きている人はいない」
「拉致被害者の家族の活動を頭から否定する、国会議員として絶対にしてはならない発言だから」(40歳大阪・専業主婦)、「横田めぐみさんのご両親は自分の人生を懸けてめぐみさん救出のために生きてきて、血の滲むような活動をしてきた。なのに“生きている人はいない”という言葉がなぜ出てくるのか。議員として最低で、血も涙もない」(39歳兵庫・小売業)
《森元総理、結局辞任せず。失言という“本音”を吐いても、撤回すればOK(中略)誰も責任を取って議員を辞めようとしない。頼りは有権者の判断だけ》
「(少子高齢化問題に触れ)LGBTばかりになったら国がつぶれる」
「LGBTの方々を否定するような発言は、不愉快でしかない。まだまだ理解されにくい世の中だと思うけど、個人の自由。どう生きようと他人に何か言われる筋合いはない」(32歳東京・サービス業)、「LGBTQの人が増えても出生率は変わらない。 それよりも出生率を上げるために改善するべきところがある」(26歳鳥取・金融関係)
聴衆を「こんな人たち」呼ばわりした元首相
「誹謗中傷したって、みなさん何も生まれないんです。こんな人たちに、私は負けるわけにはいかない!」
「自分に都合の悪い意見には耳を傾ける気がないように聞こえる。自分にとって賛成派の人間ばかりではないし、反対派の意見もきちんと聞いて、反論すればいいのに」(42歳北海道・建設業)、「演説を聞いてるひとりひとりに理解してもらう立場にもかかわらず、“こんな人たち”と馬鹿にして見下した発言をする人が首相だったのは日本の恥」(37歳長野・運送業)
「気候変動のような大きな問題は楽しく、クールでセクシーでなければならない」
「この案件でセクシーという言葉を使ったことに気持ちの悪さを感じる」(58歳愛知・金融関係)、「セクシー発言だけでなく、自分がレジ袋有料化を推進したのに、今になって自分がやりだしたことではないと、言い訳しだした。具体的な案を何も考えず、当たり前のことを突っ込まれたら拗ねて黙り込むのも最悪」(48歳大阪・製造業)
セクハラや同性婚に理解のない議員たち
「この6年間で〇〇議員のいちばん大きな功績は、子どもをつくったこと」
「議員の功績と関係ない部分をいちばんの功績というのは、バカにしてる感じがするし、女性の価値を子どもを産むことだけと言ってるように感じる」(36歳福岡・専業主婦)、「この女性議員が子どもを産んだことだけを認め、ほかの業務内容や人間性を否定してるよう」(19歳神奈川・学生)
「週刊誌に売るってこと自体がある意味で犯罪だと思う」
「会社に訴えても解決できず、週刊誌に告発する以外手段がなかった女性の心情を理解できない暴言としか思えない」(45歳東京・無職)、「私もセクハラされた経験がある。それを公にするのにどれだけ勇気が必要か。された側にしかわからない」(44歳高知・公務員)
「多様性を認めないわけではないが、法律化する必要はない。趣味みたいなもので」
「自分の子どもがLGBTに生まれたときも同じことを言えばいいと思う」(30歳青森・小売業)