LiSA
アニソンは「私のやりたい音楽じゃない」
「3歳から母親の影響でピアノを始め、出身である岐阜県のミュージカル教室でレッスンを受けるなど幼少期から音楽に触れて育ちました。その後、バンドを結成し、ボーカルを担当。当時のバンドはパンクロック系の音楽でした」(音楽雑誌ライター)
「レコード会社に拾われはしたものの、ロックバンド・ロックミュージシャンとしては鳴かず飛ばずの状態が続いていたんです。そんなとき、所属レコード会社と事務所から“アニメの挿入歌を歌わないか?”と打診された、というのは有名な話です。LiSAさん本人は“私がやりたい音楽じゃない”と、最初のうちは頑として首を縦に振らなかったんです」(レコード会社関係者)
イベントで一緒になった共演者に相談していた
「本当はガールズロックをやりたかったはず。それこそ、彼女が好きなアヴリル・ラヴィーンみたいな。『鬼滅』の『紅蓮華』がヒットする直前まで、心のどこかでそう思っていたんじゃないかな。“アニソン歌手と呼ばれたくない”“本当にやりたいことなのかっていつも思う”と親しいスタッフにはよくこぼしていました。インタビュー取材でもそれを隠そうとしなかったので、よくスタッフからたしなめられてました(苦笑)」(当時を知る音楽関係者)
「当時、よくイベントでご一緒することがあったのですが、共演者に“どうしてステージでそんな堂々とできるんですか?”なんて相談していましたね。本当に小さなステージで、相談相手も全然メジャーじゃないような人だったりしたのですが……。そんな彼女が今や『紅白』などの大舞台で、臆することなく素晴らしいパフォーマンスをしているところを見ると、何だか感慨深いですね」(別の音楽関係者)