メンタリストDaiGo('18年3月)
「みなさん、お待たせいたしました」
DaiGoの復帰動画に違和感
「8月7日にYouTube配信した動画で“僕は生活保護の人たちにお金を払うために税金を納めてるんじゃないからね。生活保護の人たちに食わせるくらいなら、猫を救ってほしいと僕は思うんで”“自分にとって必要がない命は僕にとっては軽いので。ホームレスの命はどうでもいい”などと発言して、生活保護受給者やホームレスへの差別であると批判され炎上しました。
「まず、これまでの動画はDaiGo自身が映し出され“DaiGoです”などの通常あいさつから始まるものがほとんどでしたが、今回は愛猫の“みこ”から始まります。今までの声のトーンよりやや優しい口調のようにも感じました。その後、高級ワインをたしなみながら“断食”についての解説をするという内容でした」(同上)
「今回再開した動画では、これまで配信していた動画と違う箇所がいくつかあります。まず、テロップの編集がされていたり、高評価・低評価の数値が表示されなくなっています。
「茂木氏が『抱樸』の奥田理事長に“DaiGoが(炎上して)大変なことになっているから、連絡を取ってやってくれないか”と、相談したようです。その後、DaiGoは奥田氏と2人でやりとりをし、茂木氏を含め“約束ごと”をしたようです」(フリーライター)
NPO法人『抱撲』とDaiGoの約束
(1)今回の抱樸での学びに関しては途中経過を含めてすべて配信等はしない。これを配信のネタにすることはしない。DaiGo氏は、配信を仕事としておられるが、これは配信やビジネスのための学びではない。学びが足らない状態で安易に配信し、目的がズレてしまうと抱樸は関わる事はできない。
(2)抱樸の宣伝や応援、寄付は一切行わない。抱樸としても寄付等は受け取らない。何よりも大切なのは、DaiGo氏がこのことを経て学び変わることである。誤った情報ではなく、人の命に資する知識をDaiGo氏が有することである。抱樸は自分たちのためではなくDaiGo氏が学ぶ必要があると考えている。抱樸としては学びたいと欲している人に応えたいと考えている。
「DaiGoさんの件について、学び以外の理由でお互いを利用しない、経過を発信をしないとお約束させてもらっています。また、学びたいと言われているため、DaiGoさんとのやり取りは外部に漏らさない、守るべき対象です」
『抱撲』のホームページには「コロナの状況があるため、抱樸への訪問は当面できませんし、当事者の方々がいる場所への訪問には最大限注意を払い、準備と同意が必要であることは言うまでもありません」とあるため、DaiGoが実際に困窮者やホームレス支援の現場に出たかは不明だ。