武田真治 撮影/坂本利幸
「サックスは誰に頼まれて続けてきたものではなくて、ただ自分が好きで続けてきたこと。それが今、こんな大舞台で……すごくうれしいです」
ジュノンのオーディションでも演奏
「種類もいろいろあって、全部で10本くらい持っています。家の中に防音室を作って、そこでひとりお酒を飲みながら毎晩、練習をする時間が好きですね」
「そうなんです。ジュノンのオーディションでもサックスを吹きました。下手くそでしたけど(笑)。
「そういう気持ち、そういう時間もいつもサックスと共有してきて、サックスを吹くことで自分を保ってきたところがあります。今回こんな大きな舞台で演奏できるということで報われるような、すごく特別な思いがありますね」
“フェミ男”から愛される筋肉キャラへ
「実際会ってみると、ビックリするくらい着やせしているでしょう?」
「若いころ、“フェミ男”と呼ばれていたんですが、僕自身は結局何だったのかよくわかりませんでしたね(笑)。人は人をひとつのキャラとしてとらえたいっていうのがあるんじゃないでしょうか。芸能界では、わかりやすい“看板”がある人のほうが認知されやすいでしょうから。それで今は筋肉キャラという形で受け入れられているのかなと思っています」
「正直あるかもしれません。同世代の方の奥様が、ダンナさんの健康のためにも“武田真治もやっているんだから頑張って”と運動するようハッパをかけていると耳にしたことがあります。ありがたいことです。目標や見本がない状況で運動するのって、難しいですから。まさか自分の肉体を目標としていただけるなんて。これはまだまだ続けないといけないなと、感じています(笑)」
ぜひ、お子さんに!
「僕が知っている限り、吹奏楽器をやっている人で不良の子ってあんまりいないんです。なので、お子さんに何か習い事や趣味を見つけさせたいと思っている親御さんには、ぜひオススメしたい!
『ブラスト!:ミュージック・オブ・ディズニー』
東京公演は8月20日(火)~9月1日(日)
東急シアターオーブ(渋谷ヒカリエ11F)
詳しくは https://blast-tour.jp/
アメリカ発のマーチングバンドをベースにしたエンターテイメント『ブラスト!』がディズニーの楽曲と融合。「打楽器や吹奏楽器というのは、ダイレクトに空気が震えて、人を感動へと導く“振動”を与えてくれます。珠玉の時間を、ぜひ生で体感していただきたいです」(武田)