(写真左から)竹野内豊、北村一輝、西島秀俊、木村拓哉
包容力、経済力、色気が三大柱
「女性では美魔女といいますが、男性のなかにも美しく年を重ねる人が増えてきたのが大きいと思います」(沖さん)
「いちばんは包容力、経済力、色気の三大柱ですよね」と沖さん。アンケートでも、「ちょっとのことでは動じない経験値」(38歳・無職)、「エスコートがうまそう」(29歳・会社員)、「話す話題が豊富」(47歳・パート)、「清潔感があって知識人で聞き上手で落ち着きのある行動ができる」(32歳・会社員)、など若い男子が頑張ってもとうていマネできない魅力を挙げている人が多かった。
【「好きなイケオジ」ランキング】
1位 西島秀俊(48)……28票
2位 北村一輝(50)……13票
3位 竹野内豊(49)……12票
4位 木村拓哉(47)……10票
5位 大沢たかお(51)、上川隆也(54)……9票
7位 阿部サダヲ(49) 、HYDE(50)……6票
9位 阿部寛(55)、井浦新(45)、 内野聖陽(51)、及川光博(50)、椎名桔平(55)、反町隆史(46)、吉田鋼太郎(61)……5票
※緊急アンケートの実施は1月20日~21日、対象100名、複数回答可、ASMARQ調べ
西島秀俊は“戻り鮭イケメン”!
断トツぶっちぎりの1位に輝いたのは、爽やかでやさしい雰囲気なのに、脱いだら筋肉隆々のエロい肉体美を誇る西島秀俊(48歳)。
「20代から見た目は変わらないのに、人間性がかなり熟成されてきた」(48歳・自由業)、「大人の色気と笑ったギャップが可愛くて心がほっこりする」(27歳・会社員)
2位はギラギラな大人の男の北村一輝(50歳)。『スカーレット』の快演で新境地を開拓した。
「フェロモンダダ漏れの北村さんは、昔ながらの親父役にハマったのも大きい。今回の上位は『スカーレット』人気も後押ししたと思いますね」(沖さん)
「顔、雰囲気、演技、身体が好み。性格もいい」(37歳・パート)と大絶賛する人も。「夜景デートがしたい」(25歳・専業主婦)と、イケオジらしい夜のデートを望む声も多かった。
「20代の若い男子と違ってエッチなことが想像できちゃうんですよ(笑)。北村さんはクールビューティーの極み。日本人でこんな彫刻みたいな顔の人いるかなっていうくらい美しい。茶目っ気もあってギャップ萌えしているファンが多いと思います」
3位に入賞したのは、低音ボイスにエクスタシーを感じる竹野内豊(49歳)。こんなに無精ひげの似合う男いる!?
「色気があって渋さやワイルドさもある」(32歳・会社員)、「年齢を経ても清潔感がある」(57歳・専業主婦)、「素敵なバーで飲みたい」(60歳・パート)と、シルバー熟女も成熟した男の色気にノックアウト!
「『義母むす』で、彼の素敵さに改めて気づいた若い世代が増えたと思います。竹野内さんは30代まではクールな役が多かったけど、40代に入って『東京ガス』や『ダイワハウス』などクスっと笑わせるCMにも出演するようになって、カッコいいのにこういうこともやるんだという驚きが私たち世代以外からも好感を持たれたのかも」(沖さん)
4位は、「元祖抱かれたい男」の木村拓哉(47歳)。
「薄暗いバーでお酒を勝手に注文してほしい」(52歳・専業主婦)、「いつまでもカッコいい。何でもこなす」(29歳・パート)、「ポリシーがあってカッコいい!」(27歳・専業主婦)
「木村さんは殿堂入りのイケメンですが、『グランメゾン東京』でシェフを演じて、やはりキムタクはカッコいいと人気が復活しました。年が役柄に追いついてきたんだと思います。1周まわってやはりキムタクはいい。メディアに叩かれようが結局、自分を貫く人はカッコいいんです」
阿部サダヲとHYDE、正反対の2人がともに7位に
「見た目は控えめな感じだけど、秘めた魅力がたくさんある」(45歳・専業主婦)。『アナザヘヴン』や『JIN-仁-』など、役によって表情が変わるカメレオン俳優としても、みんなが惹かれるのでございます!
同点5位の上川隆也(54歳)は、演技派でありながら、バラエティー番組に挑戦したり、気さくな性格が人気。
「ダンディーな雰囲気に鍛えた身体と物腰の柔らかさが好き」(44歳・専業主婦)
「上川さんが出る作品は間違いがないという安心感があります。そしてバラエティーで見せる素の顔にギャップを感じるんでしょうね」(沖さん)
「阿部サダヲさんは、年齢を重ねても老けない、美男子というより童顔なところがミソ。そして役と違ってシャイなところも魅力ですよね」(沖さん)
「一緒に散歩がしたい」(59歳・専業主婦)という声も多く、癒し系イケオジ?
「とにかくきれいでカッコいい。声もしびれるし仕草がセクシー」(36歳・パート)、「いつまでたっても変わらない美しさ」(37歳・パート)と、もうメロメロ~。
「女性ばかりか男性もHYDEさんに憧れてる人は多いんです。ルックスだけじゃなくて、音楽性とかミュージシャンとしての生き方にブレがない。男が認める男は間違いない!」(沖さん)
及川光博はまだまだ現役の王子様
内野聖陽(51歳)は『きのう何食べた?』の乙女心全開のケンジ役を熱演し、新たな扉を開いた。
「男臭い役者さんがゲイの役を演じたのは衝撃的でした。やっぱりイケオジは、ギャップなんですよね。内野さんも阿部寛さんと同じく職人気質で、出演する作品は間違いなくおもしろい」(沖さん)
「50歳で王子キャラを通してるのはある意味、ブレてなくてカッコいいし、どんな衣装も着こなせるスタイルが抜群」と、沖さんも太鼓判をドンっ!
「藤原竜也さんや小栗旬さんと仲がよくて、若い役者さんたちと同じ目線になれる気さくさも素敵。後輩に慕われるのもイケオジの条件なんだと思います」(沖さん)
【将来有望株のイケオジ予備軍ランキング】
1位 菅田将暉(26)……10票
2位 佐藤健(30)……9票
3位 斎藤工(38)……5票
4位 小栗旬(37)、向井理(37)……3票
※緊急アンケートの実施は1月20日~21日、対象100名、複数回答可、ASMARQ調べ
将来に「期待しかない」
「もちろんカッコいいけど、イケメンすぎないところが逆にいいのかも。何でもできちゃう器用なところが、この先をもっと見てみたいって思わせる期待感につながっていますよね。あと、個性的なファッションやセンスのよさ、これからさらに楽しませてくれそうでワクワクします」(沖さん)
「まだイケオジではないけど、3人ともすでに年上の素敵な人という立ち位置まで来てると思います。斎藤くんは包容力もあるし、エロいし(笑)、監督をやったり才能もあります。小栗くんはヤンチャ系から渋い大人の男に変貌を遂げ、今はLAで生活しながらハリウッド映画が決まったり新しい挑戦をしています。向井くんも結婚後にひと皮むけて、二枚目路線だけじゃなくサラリーマンやパパ役など幅広い役を演じられるようになってきました。イケオジに磨きがかかった3人には期待しかありません」
(取材/花村扶美)
【PROFILE】
沖 直実さん ◎ラジオDJでイケメン評論家。ラジオ、テレビ、イベントに多数出演。2004年から主催している「沖直実のいい男祭り」を3月開催予定。