昨年引っ越した自宅で夫の倉持陽一と男児2人と暮らすYUKI。私生活は、ほぼ明かさない
「元メンバーの3人が、YUKIさんに会うことすらできないと話していますが?」
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「'01年に“ジュディマリ”が解散してから初めて元メンバーが語るイベントというので、150枚のチケットは即完売。ベースの恩田快人さんとドラムの五十嵐公太さんが、ファンの質問に答えるというイベントでした。
開始30分ほどして、客席の後ろからギターのTAKUYAさんも現れて。サプライズゲストの登場に、悲鳴のような大歓声が上がりましたよ」(音楽ライター)
「元メンバーが3人そろったということはファンにとってジュディマリ再結成を期待させる“大事件”なんです。何度も再結成のウワサが流れては消えているので、待ちきれないという思いなんでしょう」(同・音楽ライター)
YUKIが圧力をかけて止めている
─ジュディマリをもう1度やりたいですか?
「もう無理だと思いますね……。トシだから。昔のビデオを見て、もう走れないもんって思った(笑)」
─CDはリマスター(最新のデジタル技術で音質調整)して発売しない?
「(当時の所属事務所でCD発売元の)ソニーに言っているんですけど、進んでいなくて。止めているのは、YUKIなんで。YUKIがソロ活動において、ジュディマリが(再び)出てくると(ソロ活動が)薄らぐらしく、YUKIが圧力かけて止めているから。俺らに言わないで、YUKIに言ってよ。俺は出そうって言っているんで」
─今後、発売の可能性は?
「だから、YUKIに聞いて。ソニーの人は全員、YUKIを恐れているワケよ。解散後、俺はソニーの仕事はしていない。ソニーは、俺に依頼したら怖いと。YUKIさんが怒ったらどうしようって……」
「みなさんでリクエストしてください。YUKIさんのほうにも。たまには同窓会しませんか? ってね」
─ファンは再結成を望んでいるようですが?
「今でもジュディマリがみなさんの記憶に残っているということは、うれしいですし、ありがたいですね」
─解散の原因は、TAKUYAさんと恩田さんの対立とも言われていましたが?
「TAKUYAも恩田も、何もわだかまりがないから来てくれた。これが、すべて。このイベント以前にも3人でしょっちゅう会っていますよ」
─YUKIさんとTAKUYAさんが、過去に交際していたことを今も引きずっていることはない?
「今は関係ないよ。ふたりとも大人だからさ」
─YUKIさんの夫であるミュージシャンの倉持陽一さんも、再結成を許可してくれますかね?
「みんな大人だから、昔のことは気にしないですよ」
─あとはYUKIさんの決断を待つだけですか?
「実は、ソニーには2度連絡して、YUKIに会いたいと伝えました。しかし毎回、折り返すと言われたまま、連絡はありません。彼女のコンサート会場に恩田と行って会いたいと言っても、楽屋に入ることすら許されません」
─みんな再結成したい?
「3人の気持ちは同じ。でも、再結成以前にちゃんと4人で会って、久しぶりに語り合いたい。でも、誰かが“壁”を作っている。YUKI自身は、僕ら3人と同じ気持ちであると信じています」
彼女がやりたくなければ続かない
「音楽への向き合い方などの違いが重なり、修復不可能になったということです。TAKUYAさんの発言力が次第に強くなり、リーダーの恩田さんの居場所がなくなって脱退を表明しました。TAKUYAさんとYUKIさんが男女の仲になったことも、不協和音を増幅させたんでしょう」(音楽業界関係者)
「YUKIさんは、ジュディマリ解散前の'00年9月に真心ブラザーズの倉持陽一さんと結婚しています。最後の1年間はバンドとしての活動を再開しているので、わだかまりはないと思いますよ」(同・音楽業界関係者)
「当時から、男女比はほぼ半々。'90年代にリアルタイムで聴いていたファンは30代から50代になっていますが、今でもカラオケで『Over Drive』や『そばかす』を歌っています。YUKIはソロになっても人気なので、若い世代にとってジュディマリは伝説的なバンドですね」(前出・音楽ライター)
「彼女は性格的に、過去を振り返ったり、とらわれたりするのが大嫌い。リーダーの恩田さんが脱退を表明した当時、新たなメンバーを入れようとしたTAKUYAさんと違って、YUKIさんは“解散しかない”という考えでした。彼女ひとりが原因ではありませんが、彼女がやりたくなければバンドは続かないんです。それは再結成も同じでしょう」(芸能プロ関係者)
「ソロでも成功を収める一方、結婚して出産も経験。ひとりの女性から母親になったことが大きかった。
「ジュディマリは、クセのある4人の寄せ集めで、それぞれ音楽的な趣味も違う。恩田さんの脱退を受けて、YUKIさんが解散宣言をしたのは正解でしょう。解散の翌年からYUKIさんはソロ活動をスタート。女性歌手として初めてバンドとソロで東京ドーム公演を行い、紅白歌合戦に再出場しています。現在もチケットはすぐ完売ですよ」(音楽評論家)
「ギターのTAKUYAさんは各方面への楽曲提供が多く、バンドを組み、ユニットにも参加しています。『ももクロ』のライブにも出ていますよ。ベースの恩田さんはハードロック界では知らない人がいないほどの一流ミュージシャン。
「ジュディマリは4人とも曲が書けるんです。ジュディマリ時代の楽曲印税も毎月、振り込まれているはずですから、今お金に困っているメンバーはいませんよ。再結成というと、解散してからボーカル以外の“食べていけない”メンバーが言いだすことがキッカケと思われがちですが、ジュディマリは違います」(前出・音楽ライター)
「最新アルバムは12人の一流ミュージシャンから楽曲提供を受け、YUKIさん自身も曲を作っています。“2回目のソロデビューのような、フレッシュなアルバム”と話しているとおりの自信作ですね」(同・音楽ライター)
呆然と立ち尽くし数秒の沈黙が
─突然すみません。ジュディマリの再結成について、どのようにお考えですか? 元メンバーは、連絡すらとれないようですが?
「……、……」
─3人はジュディマリの再結成を望んでいますが?
「……、……」
「それは、当時は私にも上司がいましたので、そのあたりは、どのように対応したのかはわからない」と答えると、個人事務所の連絡先を告げて、その場を立ち去った。