芦田愛菜
芦田愛菜の葛藤
「先日のホームルームで、SNSなどでの個人情報の取り扱いを注意するように厳しく言われました」
「芦田愛菜さんが日テレ系のドラマ『Mother』に出演したのは'10年のこと。天才子役と呼ばれ、'11年にはフジテレビ系の『マルモのおきて』で大人気に。もう16歳になるんですね。今年の春に名門のA大学附属中学からA女子高に内部進学しました。芸能活動は抑えめですが、公開中の映画『星の子』に主演。NHK大河ドラマ『麒麟がくる』の出演者にも名を連ねています」(テレビ誌ライター)
「愛菜ちゃんは学校には来ていて、よく見かけますし、部活にも入っていますよ。彼女は医学部への内部進学を目指しているそうです。成績が進学にかかわるのは高校2年生からですが、医学部を目指す子はもう塾に通い始めていますね」(A女子高の生徒)
「芸能活動をしている愛菜ちゃんが、A大医学部に内部進学するなんて“ムリでしょ!”って、みんな話していますよ。毎年、医学部志望で成績上位者が内部進学できるのですが、競争が熾烈すぎて勉強漬けじゃないと絶対に入れませんから」(A女子高OG)
医学部進学か芸能活動か
「医学部進学を狙っている子たちはず~っと勉強。しかも“人格者”ばかりなんですよ。頭がよくて性格も素晴らしいので、周囲の子たちも“お医者さんになって日本を救ってね”と冗談抜きに思っていました(笑)」(同・OG)
「A大医学部の切符をつかめるのは、高2からの学期末試験と、高3の実力テストの成績の合計上位5名だけ。実力テストは暗記だけでは解けない問題も多く、本当の“頭のよさ”が試されます」(A女子高出身の現役医学部生)
「高2の時点で、医学部を目指すのに必須である授業を履修する生徒は約40人。高3になると約20人に半減します。最後の期末テストは8人くらいの戦いに。“上位5人に入れない”とわかると、他大医学部の推薦を受けたり、志望学部を変えたりするんです。残った生徒はかなり僅差での戦いになるので、最後の期末テストで順位が入れ替わるほどの“デッドヒート”になりますね」(同・医学部生)
「私は『放送研究会』に入っていました。合宿や発表会で泊まり込むことも。ただ、両立は厳しく、勉強と部活に均等の力を注いでいる人はいませんでした。A大医学部に内部進学するのは難しいです」
「私立、国立問わず医学部は国家試験に向けて、ひたすら勉強しなきゃいけないことが多いですが、A大は自分の裁量で取り組むことができるカリキュラム。
入学すると、ほとんどの学生が医学部の体育会に入るほど余裕があります。ですから、大学に入れば時間的に芸能活動ができないことはないかと」(森さん)
「何が何でもA大医学部に内部進学したいなら、しばらく芸能活動をセーブせざるをえないと思います。あるいは、高校在学中も適度に仕事をしながら、他大学の医学部に進学するという選択肢も。
それでも学生の間は学業に忙殺されるので本格的な芸能活動はできないでしょう。あれだけの演技力を持った女優ですから、休止期間を短くしてほしいと願う関係者は多いですね」(前出・テレビ局関係者)
《“どれか一つ”ということじゃなくて、たとえば医学とか宇宙とか報道とか、常にいろんなことに興味を持っていたいです》