事件現場となった北嶋家
容疑者の父親代わりをしていたのに……
「温厚ないいおじいちゃんだった。次に来店するのは年末だろうと思っていたけれども、まさかこんな事件が起こるなんて」
「祥太容疑者が5~6歳のころ、ご両親が離婚して父親は家を出ていった。幼い男児2人を抱える母親を助けたのが誠吉さんだった」
「3年ほど前に母親ががんで亡くなったんです。それからは、誠吉さんがひとりでお孫さんの面倒を見るようになった」(前出・女性住民)
お金をせびったあげくに
「仕事が合わなかったのかもしれないね。ただ、働かなければやっぱりお金はなくなるし、おじいちゃんに“お金欲しい”って甘えるだろうね」(前出・同)
「誠吉さんは最近よく“腰が痛い”と話していた。お孫さんが小さいころは、“男の子2人だからやんちゃで元気いっぱいだよ”ってうれしそうに話し、うちにも連れて来てくれたんだけれども、近ごろはお孫さんの話はしなかった。
母親が亡くなってしまったことはお孫さんにとっては影響が大きかったのかもしれないね。とはいえ、こんな結末を迎えるなんて、親代わりを務めてきたじいちゃんが気の毒だよ」
「いつもならうれしそうな甲高い声で鳴いて、うるさいなーって思うくらいだったんだけど、今はか細い悲鳴みたいな鳴き声がするんだよ」(近くの男性住民)