ハズキルーペの面々(左から、舘ひろし、渡辺謙、武井咲、小泉孝太郎、菊川怜)
「読めなぁい!」
「ハズキルーペ、だーいすき」
「『ハズキルーペ』は今、もっとも話題性の高いCMのシリーズになっているのではないでしょうか。あのハリウッドスター、世界のケン・ワタナベ(渡辺謙)が、“ネタ色の強い”CMに、しかも、全力のハイテンション演技を披露していました。
そこに菊川怜さんという、インテリ枠の女優が、ウインクやお尻での踏み潰しという色気を散りばめる。2人の絶妙なやりとりが印象深いものになっています」
「舘ひろしさんが、娘と素敵なディナーを楽しむという設定なのですが、その際、2人が楽しむワインに、『美味しい!何年の?』『お前が生まれた年だ』というやりとりがあった後に、舘さんがバスローブ姿で登場。
舘さんだからこそ醸し出せる色気ですが、親子デートなのにちょっと親密な雰囲気が出すぎていて、『パパ』という呼び方も、別のパパのように聞こえると、ネットで話題になりました」
「石坂さんのCMは、細かいパーツがよく見えると、ストレートに商品の魅力をアピールしたものでした。それが第2弾から、急に話題になるような作りになり、一体何があったのかと、謎に包まれています(笑)」(前出・テレビ関係者)
「舘さんは、主演映画『終わった人』が『モントリオール世界映画祭』で最優秀男優賞を受賞して、大きな話題を集めたばかり。その話題がさめやらぬ中での再登板です。
今回のCMは小泉孝太郎が、『ケンさんには内緒だよ』と、第3弾を受けてのセリフがあったり、ホステス役の女性4人が菊川怜ばりにハズキルーペをお尻で踏むという、ある種の“フェチ度”をエスカレートさせています」(前出・テレビ関係者)
「舘さんの第2弾から、SNSやネットの掲示板で、ジワジワと話題になっていました。そして最新の第4弾は、舘さん再登場、“ケンさん”という名前、お尻で潰す描写の4倍がけと、これまでに盛り上がった要素を贅沢に採用した集大成、ベスト盤のような感じすらあります。意識しすぎなのかもとも言えますが」
「第3弾では会長自らが指揮をとり、演出や出演者の衣装まで、細かなこだわりを盛り込んだものだと、インタビューで語っていました」
「インタビューでは、『私の作品』と言いきっていました(笑)。今どきとても珍しい、個性のある優秀なCMディレクターといえるかもしれません。自社製品のCMだけでなく、他の会社のCMも手がけてみて欲しいですね」(前出・芸能記者)
<取材・文/渋谷恭太郎>