「ティアラ」を身につけ「ローブデコルテ」姿で
「2月9日、眞子さまは東京都中央区のミュージアムで行われた『現代女流書100人展』に臨席し、日本を代表する女流書家の最新作を見て回られました。
しかし時折、物憂げな表情も見えたので、3日前の発表で気を落とされているようにも感じました」(ミュージアム関係者)
2月6日、宮内庁の加地隆治宮務主管が眞子さまと国際基督教大学(ICU)時代の同級生・小室圭さんとの結婚関連の儀式を'20年まで延期することを発表したことも影響しているのだろう。
「おふたりが宮内庁を通じて発表された文書では、“私たちの未熟さゆえであると反省するばかりです”と述べ、11月の結婚式やそれに伴う行事、結婚後の生活の準備に時間的余裕がないのが延期の理由とのことです。
時期に関しては、来年に迫る天皇陛下の退位関連の儀式が終わってからの'20年以降が望ましいという見解でした」(皇室担当記者)
しかし、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、今回の延期は極めて「異例」だと話す。
「天皇陛下(84)の了承を得た日程が、自然災害や喪中などのやむをえない理由以外で変更されるのは聞いたことがありませんので、“異例の事態”だといえるでしょう」
宮内庁が頑なに否定した「週刊誌報道」が、延期のきっかけになった可能性もあると指摘する。
「昨年5月のNHKのスクープによって、婚約内定の発表が前倒しになりました。そのため、発表までの間に、将来設計やご両家の話し合いの時間があまりなかったことに加え、昨年末から週刊誌による報道が相次ぎ、ご自身の結婚の社会的な重みを再認識されたのではないでしょうか。
週刊誌で報道されたことを秋篠宮家が事前にどこまでご存じだったのかはわかりませんが、宮内庁がいくら週刊誌報道の影響を否定しても、それを信用する人はほとんどいないでしょう」(前出・山下さん)
3月4日の一般の結納にあたる『納采の儀』目前での突然の延期に不自然さを覚える記者も多かったようで、6日の「緊急会見」でも、たびたび同じ質問が飛び出していた。
「昨年末に週刊誌で報道された圭さんの母・佳代さん(51)の元婚約者との“金銭トラブル”の影響が関係しているのかという質問が何度もされました。
しかし、宮務主管は“週刊誌報道とは関係ない”“結婚のご意思は変わっていない”と繰り返し、あくまでも結婚準備の時間的余裕がないことが理由だと強調していました」(前出・皇室担当記者)
8日に行われた長官会見でも、「結婚延期」と「週刊誌報道」の関連性については、「宮内庁として何か申し上げる立場ではない」と言及を避けた。
宮務主管会見(6日)で質問が相次いだ「週刊誌報道」とは、昨年12月に『週刊女性』が第1報となった佳代さんと元婚約者・竹田さん(仮名)との400万円超の借金トラブルのこと。
「'02年に夫・敏勝さんが他界したあと、佳代さんは当時、婚約していた竹田さんに何度もお金を無心していました。
圭さんが通う大学の入学金と授業料、アメリカ留学費用、アナウンススクール授業料、さらには小室家の生活費などを合わせて計400万円を優に超えてしまったんです。
佳代さんからの電話はいつも“お金をヘルプしてほしい”というもので、“財布扱い”に嫌気がさした竹田さんは、'12年9月に婚約解消を申し出て返金を求めました。
当初の佳代さんは、“月に1万円ほどしか返せない”と返済の意思を見せていましたが、その数日後には一転して、小室さん親子は“贈与なので返す必要がない”と言い張ったのです」(竹田さんの友人)
夫が急死し、お金にそうとう困った様子の佳代さんに対して「借用書」を作らせることができなかった竹田さんは、結果的に法的にも不利に。
返金がないせいで、自宅のローンが払えずに売却せざるをえない状況にまで追い込まれてしまったのだ……。
婚約内定後に小室家のスキャンダルが公になってしまった理由を宮内庁OBが語る。
「皇室に迎える方の場合は、皇室会議にもかけるのでさまざまな調査をしますが、皇族から一般人になられる方の嫁ぎ先は、最低限の調査だけにとどまります。
今回も宮内庁側は、小室家の内情をほとんど把握しておらず、秋篠宮家の方々も小室家が抱える金銭トラブルを知らなかったと思われます」
今までの慣習どおり、小室家の調査を十分にしていなかったことで露呈した「借金トラブル」だが、それが圭さん本人の学費などにも使われていたことで看過できない事態に。
状況を重くみた宮内庁は、極秘に圭さんを複数回呼び出し、借金トラブルについての詳しい説明を求めていたよう。
さらに、その時期の前後に圭さんから秋篠宮さま(52)に対して、“この件はまったく知らなかった、説明したい”と申し出たのだが、“結構です”と断られたという。
しかも、圭さんのことを信用しているから断ったというご様子ではなかったそうだ。
「借金の主な理由として、圭さんの学費や留学費用が含まれていたことから、本人が認識していることは明らかだったため、“知らなかった”と言う圭さんに秋篠宮さまも『不信感』を持たれてしまったと聞いています」(秋篠宮家関係者)
眞子さまの「食欲不振」
そんな中、圭さんの「不誠実」な対応に動揺を隠せなかったのは、ほかならぬ眞子さまだった─。
「正式婚約の前にこんな重大な事実を話さなかった圭さんに対して、眞子さまは“なぜ話してくれなかったの”と圭さんを怒るとともに、そうとうなショックを受けておられました。
家庭内は“この件をなぜ知らなかったのか”という雰囲気が漂い、ピリピリしています。眞子さまは、圭さんの抱えるトラブルを知らなかったことに責任を感じてしまい、自室にこもりがちになり、食欲も減退されてしまいました」(前出・秋篠宮家関係者)
眞子さまは、記事が出たあとも、公の場では気丈に振る舞われていたのだが、プライベートでは人知れず、圭さんへの「怒り」と「悲しみ」に苛まれていたのだ……。
圭さん本人の「信用」を失墜させてしまったことこそが、延期をお決めになった「理由」だったのかもしれない。
さらに、'20年以降に改めて結婚関連の儀式を行うと発表されたものの、「実情」はかなり違うという。
「当初、おふたりの結婚は“無期延期になる”と聞いていたので、期限つきの延期という発表に驚きました。
再来年としたのは、小室さん側に対する配慮を含めた表現だったのだと思います。そもそも、陛下の“了承”が出ている事案を、皇室側から覆すのは好ましくありません。
“無期延期”や“破棄”という言葉も非常に強い表現なので、小室さん側からの“辞退”を待つかたちでいったん、2年後に結婚するという発表にしたのではないでしょうか」(宮内庁幹部)
“期限つきの延期”になったのは、小室さんの“辞退待ち”の意味合いもあるとしたら衝撃的だ。
「たとえ、小室さん側が竹田さんに借金をすべて返したとしても、皇族の嫁ぎ先に求められる“品位”や“人格”は当然、問われてしまいます。
さらに、結婚までの期間が延びたことで、新たな問題が報じられる可能性も否定できません。2年後に改めてご結婚できるのかは難しいかもしれません」(前出・宮内庁幹部)
“苦渋の決断”をされたおふたり。「新時代」を迎えた2年後、幸せなお姿を国民に見せてくれるのだろうか─。