(写真左上から時計回り)坂上忍、ローラ、阿部寛、石井竜也、林修、保阪尚希
阿部寛、カリスマモデルから『あの人は今!?』へ
『ノンノ』や『メンズノンノ』のカリスマモデルとして活躍し、今や日本を代表する人気俳優のひとり・阿部寛。
林修、過去に苦労したからこその「今でしょ!」
「いつやるか? 今でしょ!」でブレイクし、予備校講師のイメージが強い林先生。東大卒業後、銀行に就職するもわずか5か月で退職。その後、起業や株投資、競馬に手を出して失敗を重ね、気がつくと20代で借金は1800万円に膨れ上がっていたという。その借金を返すために始めた仕事が、後に彼を売れっ子にさせる予備校講師というから人生はどう転ぶかわからない。
石井竜也、2作目のジンクス映画で大失敗&大借金
『君がいるだけで』などの大ヒット曲をつくった「米米CLUB」。そのボーカリストである石井竜也(カールスモーキー石井)も、借金苦で地獄を見たひとり。'94年、初監督映画『河童』で各映画賞に輝くと、その2年後に満を持して『ACRI』を公開するも、これが興行として大失敗に終わってしまう。
「本人が番組で告白していますが、負債は15億円。個人的に抱えた負債をバンド活動で返済したくなかったといい、すべてひとりで抱えたと聞きます」(芸能記者)
こまどり姉妹、最も地獄を体験したであろう最強姉妹
保阪尚希、通販王になるまでの壮絶人生
萩原聖人や福山雅治らとともに“新・平成御三家”と呼ばれ、数々のドラマや映画に出演してきた保阪尚希。現在は、通販ブランド『保阪流』を展開する実業家としての側面も持つが、その人生は想像を絶する。
鈴木宗男、まるで地獄の総合商社!?
逮捕、収監、落選、刑務所、がん宣告……。激動の政治家人生を歩んだ議員は数あれど、“疑惑の総合商社”ならぬ“地獄の総合商社”と呼びたくなるほど壮絶な代議士は、この人をおいてほかにない。
「ムネオハウス」をはじめとした数々の汚職疑惑に端を発した鈴木宗男事件は、最終的に7件12人が起訴され、全員の有罪が確定するほどの大スキャンダルに。自民党離党後、胃がんにおかされるも、なんと刑事被告人の身でありながら'05年の衆院選比例区で新党大地を旗揚げ。比例1位候補として立候補し、見事に当選するも、'10年には公職の収賄罪で実刑確定となり、刑期満了から5年間の公民権停止&失職!
坂上忍、地獄を知っているからこそのコメント力
「酸いも甘いも噛み分けたからこそ毒舌に説得力がある。そのコメント力が評価され、今や屈指の人気MCです。批判も目立ちますが、それ以上に納得してしまう人が多いからこそ、仕事がなくならない」(芸能ジャーナリスト)
風間トオル、イケメンからは想像できない極貧幼少期
5歳のときに両親が離婚すると、父親が蒸発。祖父母の下で育てられるも、公園の草やカマキリを食べて飢えをしのぐ極貧生活を送ることに。さらには祖父が認知症になり、子どもなのに祖父の徘徊を監視する介護役を務めていたそう。
極貧学生だったが、バレンタインデーでプレゼントされたチョコレートを365個に割って、急場をしのいでいたとか。極貧だろうがイケメンはモテるんです。
ローラ、不法就労&不正受給──パパは国際指名手配!
桑田真澄、Mattのおかげでスキャンダルのイメージ払拭!?
「数々のスキャンダルがつきまとうためイロモノ扱いされがちですが、野球関係者は桑田の野球への姿勢を極めて高く評価しています。こんなにギャップのある選手も珍しい」(スポーツライター)。
●地獄からの生還者の証言【1】
タレント・プロレスラー ゴージャス松野さん
どん底に落ちても、迎えてくれる人は必ずいる
離婚騒動での大バッシング、泥沼訴訟、突然の心肺停止……数々の地獄を経験するも、現在はプロレスラーとしても活躍するゴージャス松野さん。何が彼を奮い立たせたのか!?
「一時期は、いろんなワイドショーで1日じゅう叩かれていました。街も歩けず、買い物にも行けません。でも、私はやましいことはしていなかったので、マスコミの取材には真摯に対応しました。マイナスの状態でしたから、とにかくまずはゼロに戻そうという気持ちでした。そのうち、私がホストやプロレスデビューをする際に、マスコミが好意的に扱ってくれるようになってきたのはうれしかったですね。
ゴージャス・まつの
1961年、福島県生まれ。'86年東宝芸能入社。'95年、女優・沢田亜矢子と結婚するが離婚騒動のバッシング報道で誹謗中傷され、失意のどん底を体験。自殺未遂や心肺停止も経験する。再起を期して路上人生相談を第一歩に、講演、ホスト、プロレス、タレント活動などを積極的に行い、現在に至る。
●地獄からの生還者の証言【2】
作家・クリエイター 花井愛子さん
遺言状なしの相続は「地獄です!!」
「少額でもお金が入ると知れば、欲に目がくらむ身内が必ず出てきます。いったん揉めたら解決には数年かかる。ローン延滞や日々の食費も払えないなんて、メンタルが弱い人なら自殺しても不思議はないです。回避するには、遺言状が重要。
はない・あいこ
コピーライターとして企画制作を手がけつつ'87年、少女小説家デビュー。代表作は映画化された『山田ババアに花束を』。相続体験を綴った著書数点のほかトータル200冊以上。タレントとしても活躍中。
●地獄からの生還者の証言【3】
たくさんの芸能人と交流がある飲食店経営者 おりんさん
己と向き合えない“おごった人”は浮上できない
「失敗をしてしまう芸能人の原因の大半が、異性か借金かクスリですよね。下降した後、元の位置にまで戻れる人はひと握り。戻ってきて、そこからさらに活躍した方は私の年代としては美川憲一さんしか思い浮かばないのですが、それくらい難しいということでしょう。
おりん
東京・池袋にてカラオケスナック「都会」「村」を経営する傍ら、自身も演歌歌手として活動する。篤志家としても知られ、千葉真一をはじめ多くの名だたる芸能人とも交流があり、アドバイザーやサポートも務める。
(取材・文/我妻アヅ子)