『今日から俺は!!』 (c)日本テレビ
'80年代若者言葉に反響。時代錯誤を跳ね返す
「おかげさまで、ネット上でも連日にぎわってくれています。“ツッパリ”“レスカ(レモンスカッシュ)”などの単語や、女番長役の橋本環奈さんが魔法をかける“ピロリロリーン”だけでも大きな反響があり、うれしい限りです」
「原作が大好きだったんですが、好きすぎるあまり、安易にドラマ化したいとは考えませんでした。なぜなら三橋を演じられる役者さんは、この世にいないと思っていましたから。
「福田さんとの共通認識として、当時の世界観を斬新と感じる若い世代が絶対にいるという確信がありました。“ツッパリ”をヤンキーや不良と置き換えるのではなく、知らない世代にも面白がってほしい。そのため“マブい”“ナウい”“ぞっこん”など当時の若者が日常で使っていた言葉ははずせませんでした」
「面白さを重視しました(笑)。嶋さんが歌っている姿と当時の映像の郷愁だけではなく、若い人たちがライブ風にパフォーマンスしているほうが圧倒的に面白いと感じたんです」
面白さ追求“福田節”、スペシャルゲスト続々
「声を出して笑わずにはいられない原作の読後感と同じくらい、楽しい気持ちになっていただきたいので、“福田節”の面白さをプラスしています」
「面白ジャッジマンは福田さんです。福田さんは面白くない演技には1ミリも笑わない方。今作の撮影現場が笑いに満ちていたのは、緊張感のあるなか、常に(福田さんを)笑わせたいという役者の気持ちがあったからだと思います。
面白パート以外の役者陣も奮闘しています。誰かがセリフを言っているときのリアクションにまでこだわっていますので、繰り返しご覧になって、お楽しみください」
「何話から見ても楽しめ、回を追うごとに面白くなっていく玉手箱のような物語。原作の西森先生、福田さんに共通する、おバカを愛し、人に対する愛情にあふれる本作は、世代を超えてお楽しみいただけるはずです」
三橋のイーッ顔は、通称“ビーバー”
「撮影のとき、福田さんから“ビーバー”と声がかかると、賀来君はあの顔をするんです。福田さんがチェックするモニター画面の前には、三橋が前歯を見せているイーッ顔が表紙になった原作がいつも置いてあります」
<作品情報>
『今日から俺は!!』
日本テレビ系 日曜夜10時30分~