BLANKEY JET CITYの’98年のヒットシングル『赤いタンバリン』のCDジャケット
著書に書かれていたことと、妻が語ったこと
《「夫婦2人で共にする必要な経験は終わったから、新しい形をお互い別々に生きる事にしよう」。これは彼女の言葉。ちょっと時間が過ぎたけど、少し前から僕はそういう状況で生きている》
「浅井さんなら、今でもよく見かけますよ。子どもたちが小さなときは、近くの公園で一緒に遊んでいたり、車で家族と出かけたりしていました」(近所の住人)
「プライベートなことはお答えできません」と言いつつも、記者の質問に答えてくれた。
――すでに離婚されている?
「ええ。でも今、彼とはすごくいい関係なんですよ。彼も週の半分は、こちらに来て、子どもたちと過ごしています。それ以外は別宅にいるんですが、距離があるほうが、離婚する前よりもいい関係です。
(浅井から)“お互い頑張って20年いたので、そんな恥じることではないし、いい関係だから、堂々としていよう”と言われました。ステージアップした感じ」
――けんか別れではない?
「私たちはものすごく縁が深くて、お互いに思いやりを持って一緒になったので、努力を重ねて、子どもを3人も授かって、愛を持って育ててきました。でも、パートナーシップって、時期が来ると変わってくる関係性ってありますよね。お互いが違う世界を見たくなったんです。人それぞれが持っている魂、目的を生きるべきだと思います」
「養育費はちゃんと払ってもらっています」
――子育てがある程度終わったから離婚した?
「それは、そうです。下の子へのケアは続けていますけれど。お互いを通した共同作業と学びが終わっちゃったんですよ。夫婦愛だったのが、宇宙愛に代わっちゃったんです。だから私たちは宇宙愛で繋がった関係なんでしょうね」
――毎日一緒にいるのはきつかったということ?
「きついとかじゃないんです。パートナーシップって、修行とか学びなんですよ。けんかしながらも努力して」
――子どもがいるから離婚しない夫婦もいるが?
「責任もあるし、学ばなきゃいけないことから逃げちゃダメ。でも、もう学びがないんだなと。お互い成長し合える、共同作業の……」
――やれることはやりつくした?
「やりました。もう、誰に恥じることもない。私たちの理想の子育て像としてお手本になるっていうくらい、お互いに頑張ったと思います。本当に子どもたちはいい子だし、彼も父親として立派でした。養育費はちゃんと払ってもらっています」
――一昨年に離婚した?
「去年、本に書いたから、ファンの間では知られたことなんだけど。一般社会には通知してあるから、何を書いてもいいですけど、子どもにはなるべく配慮してほしい。今日家にいるのは、前の奥さんが出張でいないので、オレが子どもの面倒をみるという状態。もう話すことはないから、帰ってください」
“ガチャッ”とインターホンは切られた。伝説のミュージシャンと元モデルの夫婦は、宇宙という別次元の世界をエンジョイしているようだ。